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「俺が翼をつくる。君が誰よりも美しく、遠くまで飛べる翼を」


 オジサンの自信満々の笑みに対し、私は最初半信半疑だった。

 でも彼は何度も励ましてくれた。ふたりで何度も語り合った。

 オジサン、ありがとう。私、飛んでくるね。


 自分の太ももの先に義足の反発を感じながら、私は思い切り走りだした。

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