クリスマス
12月23日金曜日に学校で由菜ちゃんは
「明日のクリスマスイブに、うちに集まってパーティーやろうよ~」
って言いだした。
「やろう!やろう!」
って、まわりの仲良しの友達も、その提案に乗ってきた。
「あやめっちも、もちろん来るよね~」
って由菜ちゃんに言われた。
「うん。行く~」
って答えた。
「よしっ!じゃあ、みんなプレゼントは500円ねっ」
「え~?明日、買わなあかんやんっ」
「駅前で、何か買えるから...」
「うん。わかった~」
今日は週1の必修クラブの日だから、体育館に行って、剣道をやる。
由菜ちゃんも、同じ剣道部。
いっしょに剣道着に着替えて、由菜ちゃんと、竹刀で打ち合った。
放課後は、ボクは校庭に行って、砂場に向かって、ひたすら走り幅跳びを飛ぶ。
由菜ちゃんは校舎の窓から、いつもボクの飛んでるところを見ている。
目が合うと、手をふってくれる。
24日の土曜日は、学校終わって、家でお昼ご飯を食べてから、合唱団の練習に行った。
今日は15時から17時までの2時間。
明日の25日に、市民会館でクリスマスの公演で歌うので、それの最終の練習をした。
英語の歌もある。歌詞を英語で...っていうか、カタカナで覚えている。
合唱の練習も終わって、帰り道に速攻で駅前で、今日のクリスマスプレゼントを買いに行った。
500円なので可愛いノートを買った。
これで、今から由菜ちゃんちに行ける。
由菜ちゃんちに行ったら、もうみんな集まっていた。
晩ご飯は、由菜ちゃんママの、カレーライスだ。
めっちゃ美味しい。
具もいっぱい入ってる。
うちのママのカレーと同じか、それ以上くらいに美味しい。
みんな食べ終わって、由菜ちゃんの部屋に行って遊んでいた。
ボクは由菜ちゃんママのカレー、あまりに美味しすぎて、おかわりした。
それで、キッチンテーブルには、ボク1人になって、ひたすらボクは美味しいカレーを食べ続けていた。
それを横で、由菜ちゃんと由菜ちゃんママは、笑って見てくれていた。
「美味しい~?」
って、由菜ちゃんママに聞かれた。
「はいっ、めっちゃ美味しいです~。世界で1番か2番くらいに美味しいです」
って言ったら、由菜ちゃんと由菜ちゃんママは顔を見合わせて、めっちゃ笑っていた。
「うちのママのカレーと、由菜ちゃんママのカレーが、世界でも、1、2を争ってます~」
って言いながら、テーブルに座って、食べまくっていた。
「明日は市民会館でクリスマスソング歌うから、ぜったい来てね~」
って由菜ちゃんに言ったら
「ぜったい行くよ~。めっちゃ楽しみ~」
「英語でも歌うからね~」
「うわ~、すごいやん~」
って由菜ちゃんママもほめてくれた。
「あやめっち、英語で何言ってるのか、わかってるの?」
って由菜ちゃんに言われた。
「いや、完全にはわかってないかも...カタカナで覚えてるから」
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