合唱団

大阪の小学校でも、少年少女合唱団に入った。

めっちゃ歌うの好きやから。

ボクは、やっぱり声、高いので、ソプラノ。

毎週水曜日と土曜日に、学校終わってから、市民センターで合唱の練習をしている。


そして日曜日には、市民会館とかで定期公演あるので、そこで歌っている。


他の市とかにも遠征したりもしている。

遠征先の女子は、先輩にラブレターかファンレターを渡していた。

それを見て

「ボクにも、くれてもええやんか~」

って、その女の子に対して思ったら、その女の子も

「あんたのこと、知らんし...」

って思ってたみたいやった。

「まあ、確かに、まだ4年生になって、入団したばっかりやから、そりゃボクのこと知らんか~」

って思った。


小学校の同じクラスの由菜ちゃんは、ボクのことを応援してくれている。

放課後、ひたすら1人で、砂場に向かって、走り幅跳びを飛んでた時も、教室の窓からボクのことをじっと見つめてくれていたのも由菜ちゃんだ。


合唱団の定期公演にも応援に来てくれる。

開演前には楽屋にも会いに来てくれる。

だから、楽屋の廊下で、いつも由菜ちゃんと開演するまで、しゃべっている。


この前も、楽屋でみんなでカレーライスを食べていたら、由菜ちゃん、ボクのところに来てくれた。

「あやめっち、こんにちは~。今日も来たよ~」

「あっ、ありがとう。由菜ちゃん」

由菜ちゃんは、カレーライスを食べてるボクの横に座ってくれた。

カレーライスを食べながら、由菜ちゃんとしゃべっていた。


開演したら、いつも最前に座って観てくれている。

いつも手をふって応援してくれる。


クリスマスの日には、全曲クリスマスソングを歌った。

英語の歌詞も覚えて、英語で歌った。


ソロで歌うところもあって、前に出て、ソロで歌ってるボクを見て、由菜ちゃんも、めっちゃ嬉しそうに手をふったり、手をたたいたりしながら応援してくれていた。


全国の少年少女合唱団の集まる全国大会も大阪で開催された。

そのあと、合唱団のみんなで宝塚に行って、宝塚歌劇団を観た。

歌も踊りも良いし、笑いもあって、めっちゃ面白くて良かった。


妹の空里も、ボクといっしょに歌いたがってるんだけど、まだ合唱団に入れなくて、水泳をやっている。水泳めっちゃ上達している。

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