《光束(ライト・チューブ)》
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宇宙空間に存在する、直径1天文単位(地球の軌道が丸々入る太さ)のチューブ状の領域。長さは少なくとも銀河系全域に達するほどあり、しかも束の数は幾つあるのかわからないほど多い。
長さは巨大だが、宇宙の大きさから見て、あまりにも細いために観測に引っかかりづらい。高時束領域とも呼ばれる。
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内側の中心軸に行くほど時の流れる速度が早く、中心軸では外よりも1万倍にも達すると言われている。
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当然ながら、宇宙船では1000年の時間が流れているので、そのままでは乗員も全員1000歳になっている。しかし、光速度で移動する宇宙船の中では時間の流れが遅くなるので、宇宙船の時間が1/1000になるように飛べば、1000年飛んでも乗員は1年しか齢を取らない。
このように、《
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宇宙航行種族とは、宇宙航行が可能になり、この《
テラリアンが《
※いわゆる「精神と時の部屋」のような場所で1年修行して、元の世界に戻ったときに3日しか過ぎていない、というようなエピソードがある。
その話を聞いてからずっと気になったのは──。
部屋のなかで彼らは1年で何歩歩いたんだろう? その移動距離は累積すればどれくらいの長さなんだろう? そんなことだった。
そこから、時間の早く流れる部屋を延々と細長く飴のように伸ばして──たとえば100光年とか──その中を旅してから、向こうの扉からひょいっと出れば、外の世界では超光速で移動したように見えないだろうか? と、こう考えた。
もちろん100年旅をすれば100歳になってしまうのだけれど、そのぶん、ウラシマ効果でカウンターを充てればいいじゃん、と。
(蛇足的補足)
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