英霊紹介08
アヌビス
死者の魂を誘い、彼岸の世界へと導く冥府の番人。たくさんの愛犬たちとともに、今日も死者の魂を導いてゆく。
その眼には生者の生命力が映され、寿命を迎えた者の魂にすぐに手を差し伸べる。
その心根はとても穏やかで誰にでも優しく、彼女を慕う者が後を絶たない。
ただ、死者を冒涜するものは許さない。普段の様子からは想像もつかないほどの激情を見せる。
パッシブアビリティ:冥府への誘い
⇒視界に映る敵の体力ゲージが表示される。
スキル: 番人の眷属
⇒自身の眷属であるジャッカルを4体召喚する。眷属たちは生者の気配を探知し、その方角へ駆けてゆく。
周囲に敵がいないときは走り去る方角で敵の位置を推測でき、近くにいるときは敵の位置をピン差しすることでその方向へ一斉に駆り立てることもできる。体力はそれぞれ80。嚙みつくと40ダメージを与える。
OD:冥府の門
⇒眷属と同化して楕円状のゲートを形成する。ゲートは冥府へと繋がっており(地形などはそのままで色彩がグレースケール表示)、最長100mの任意の地点で現世へと復帰する。復帰する際の出口もゲートとなっており、1分間は自由に行き来できる。ゲート通過中は無敵状態。ゲート設置可能時間は10秒間。過ぎると100m未満でも強制的にゲートが開く。
発動時の眷属との同化に1秒間の硬直が発生する。能力発動中は移動速度が45%上昇する。
設置されたゲートには敵味方問わず入ることができる。
「みんなおはよう、ちょっと待ってね。今ご飯を用意するから。いい子で待っているのよ?」
「「ウォウ!!」」
「あぁ、あのおじいさん、もうじき寿命を迎えてしまうのね。どうか安らかに。私がしっかりと冥府へとお連れしますからね」
「よくも…よくもぉ!! このおじいさんが何をしたというのです! 具合が悪くてふらついてぶつかってしまっただけでしょう! お前たちの魂を導くなど反吐がでる。神への供物として死ぬがいい!」
「はぁ…。魂を導くのは私の使命だけど、そうしたくない人たちもいる。私はどうしたら…。あら、あなたは…えっ? 寿命が見えない? あなたは、一体…」
「たしかに、私も長い間務めを果たすなかで疲れてしまっていたのでしょうね。もう後継者も一人前だし、頃合いかしら。分かりました、契約しましょう。私も自分のために生きてみたい」
「うわぁ、ここはなんて緑が多いのかしら。オアシスでもこんなにたくさんの木々が生い茂っているのは見たことがない…。生命力に満ち満ちているわ。ふふっ、あなたたちもワクワクしているのね。じゃああっちの川に行ってみましょうか」
「「ウォウ!」」
「あら、こんにちは。私はアヌビス。魂の導き手、だったというのが正しいわね。しばらくここで羽を伸ばすことにしたの。どうかよろしく。仲良くしてくれると嬉しいわ」
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