エピソード:16 円城高校異世界デスゲーム トップグループ評価検討掲示板 25、他
1:名無しの駒さん
前スレからの引継
六日目開始時点のまとめ
総転移者数:596
総脱落者数:152
メダル獲得枚数ランキング
1.
2.
3.
4.
5.
レベルランキング
1.
2.
3.
3.
3.
3.
所持金ランキング
1.
2.
3.
4.
5.
プレイヤー分布
北大陸 123/89(34名死亡)
東大陸 132/112(35名死亡)
西大陸 124/108(16名死亡)
南海諸島 106/92(14名死亡)
中央大陸 98/79(19名死亡)
その他 15/8(7名死亡)
2:名無しの駒さん
スレ立ておつ
3:名無しの駒さん
で、ポルジオの生徒会と教師達が主導したグループは瓦解したの?
4:名無しの駒さん
メダル交換だとランダム対戦は免れられないって知れ渡ってから、各地にあったグループの半数以上が崩壊したんじゃね?
5:名無しの駒さん
ここ二三日で、脱落者が倍くらいに増えたよな。こえーこえー。
6:名無しの駒さん
どうせ一人しか生き残れないなら、グループ組むメリットなんて無かったろ。先に裏切ってメダルゲットした奴勝ち。俺は最初から最後までソロ貫く派だから関係無いけど。
7:名無しの駒さん
誰からも声かけられなかったボッチってだけじゃね?>6
まぁ、戦略としたらソロで、現地協力者を得るってのが正解だろうけど
8:名無しの駒さん
所持金ランキング1位の尾上、メダル獲得枚数でも7枚で5位だしな。南大陸情勢掲示板だと、傭兵雇って狩らせてるって噂だぞ。
9:名無しの駒さん
最終的に全てのメダルを集めた奴が勝ちだからな。内容の読めない、相性も組み立てようがないランダム対戦は可能な限り避ける戦略が正解だろ。
10:名無しの駒さん
やだやだ。異世界来てまでも、結局金持ちがTUEEEとか
11:名無しの駒さん
でも、レベルトップの七瀬さんとか、最初所持金10枚スタートだったらしいぞ
12:名無しの駒さん
商売でも数日で数百枚稼いでたのなら経験値稼ぎはたぶん難しかった筈だから、冒険者として稼いだんだろうな
13:名無しの駒さん
冒険者ギルド、各地で若干の差異はあるけど、登録して三四日で金貨五百枚以上稼ぐとか、普通無理だから。一般ぴーぽーなら、薬草採取で一日銀貨数枚とかの世界だからね
14:名無しの駒さん
角兎と戦ってみて死にかけた勇者がここにいます。あれ怖いって。冒険者なめてたよ。ごめんなさい
15:名無しの駒さん
ゴブリンとか余裕だろってなめてかかって殺されたのも、十人以上とかの単位でいるだろうな
16:名無しの駒さん
レベルが高ければそれだけで勝てるってもんでも無いだろうけど、負けにくくはなってるだろうな。ステータスが同じなら男女差なんてのも無くなってるし
17:名無しの駒さん
各グループが崩壊したって話あるけど、例外もあるぞ。レベルランキングで2位から3位を独占してる5人、あいつら中央大陸のダンジョンで一緒にレベル上げしてるらしい
18:名無しの駒さん
織田、島田、居反田、元田、作田の五人組って、あのオタ五人衆だっけ?異世界行ったら本気出すって普段から言ってた
19:名無しの駒さん
そうそのオタ五人衆。誰か一人が最後に勝ち残って、この世界でチーレム実現して末永く幸せに暮らすのが夢だとか、中央大陸情勢掲示板で宣言してたぞ
20:名無しの駒さん
中央大陸って言えば、レベルトップの七瀬って女もいるんじゃなかったか?
21:名無しの駒さん
全体マップの大ざっぱな表示でたぶんそうだろうって噂されてるけどね。中央大陸もそれなりに広くて国の数も多いから、どこにいるかの特定はむずかしそうだけど
22:名無しの駒さん
レベルトップに自ら突っ込むとか自殺行為だろ
23:名無しの駒さん
戦闘狂ならわからんだろ。倉橋とか、レベルも9とかだろ確か
24:名無しの駒さん
学校関係者をすでに十人も狩ってるんだ。人間として終わってるよあいつ
25:名無しの駒さん
それ言ったら、誰か一人でも、自分が助かる為に殺したらもうその時点で終わってるって・・・
26:名無しの駒さん
ランダム対戦、ようつべの格ゲーコンテンツみたく、全体に公開されるって噂もあるしな。自分の
27:名無しの駒さん
いつでも殺せる相手をキープしておいて、その月に他に誰も殺せなかったら殺すとかする奴もいるだろうな
28:名無しの駒さん
怖っ!そこまでやる奴いるのかよ?
29:名無しの駒さん
財力のある尾上とか、やるんじゃね?十人未満を囲って確保しておくだけなら、数百万もあれば可能だろ
30:名無しの駒さん
お金、スキルや魔法とかに比べて外れだと思ったんだけどな~
31:名無しの駒さん
お金で買えないものも多いけど、お金で買えるものも多いって事だったね(そんな俺が抽選会場で選んだのはポーションセットだった。他のほとんどの物が無くなってて、命あっての物種だと選んじまった。お金、まだあったのにorz)
32:名無しの駒さん
ついさっき中央大陸の板見てきたんだけど、レベルトップの七瀬ってのが、メダル保持者をキープしてるって噂が出てた
33:名無しの駒さん
誰よ?男?(そういう意味で?)
34:名無しの駒さん
二年屈指の陽キャラだった黒田茜。スキル:
35:名無しの駒さん
それ、剣道部エースの伊藤輝人ってのが証言してたぞ。先に仕掛けて命を狙ったのは、黒田の方だってな
36:名無しの駒さん
スキル:魅了って、洗脳みたいな事できるって話だろ?そしたらエロい事し放題みたいな!?(俺が抽選会場に行った時にはすでに売れ切れてたでござるorz)
37:名無しの駒さん
男ってサイテー。女でも、相手を無理矢理どうにかしようとかサイテーだけど。
38:名無しの駒さん
互いに殺し合って、一人しか生き残れないって宣言されてるんだ。なんだってありだろ
39:名無しの駒さん
殺された奴の死体、その場から消えて無くなるって話だろ?なら、元の世界に戻されてるんじゃないかって噂もあるじゃん
40:名無しの駒さん
それ、元の世界でも死んだら天国に行けるとかって話と何も変わらんぜ。死ぬまでわからねーんだから
41:名無しの駒さん
>3 生徒会と教師達のグループ、崩壊したんじゃなくて、生徒会自身が食い荒らしたぽいぞ。生徒会メンバー、個人名で検索して、メダル枚数確認してみ?
42:名無しの駒さん
げ!げげげのげ!生徒会メンバー、5人とも5枚ずつ増えてるやん!こいつら確信犯でやりやがったな!
43:名無しの駒さん
東大陸の死亡者数、35人だから、大半は生徒会に狩られたってか・・・
44:名無しの駒さん
なお、生徒会と教師陣グループに参加してた教頭と三年の学年主任とかまで既に狩られた模様
45:名無しの駒さん
東大陸掲示板には初日から出てたぞ。生徒会と教師陣グループはやばい。でも逃げられないっての
46:名無しの駒さん
誰か、悪の生徒会グループを止めて!
47:名無しの駒さん
>46 無理だろ。生徒会長の及川が、スキル:敵スキル無効化を取ったって噂まであるんだから
48:名無しの駒さん
これは、トップグループの誰かじゃないと止められないんじゃない?七瀬さんとか
49:名無しの駒さん
無理だろ。加護レベル上げるとだいぶ変わるっていうし、五対一だぞ?
50:名無しの駒さん
>46 心配するな。最期には勝者の一人除いて全員殺されてる
51:名無しの駒さん
それな・・・orz
この掲示板の流れと同じ頃、オタ五人衆のリーダー、織田卓也の元に、一通のメッセージが届いていた。ちょうどダンジョンで一戦闘を終えて休憩中だった織田は、メッセージを開けて、その送信者と短い内容を一瞬で確かめた。織田は何度も読み返し、その日ダンジョンでの経験値稼ぎなどを終えて宿に戻って中央大陸情勢掲示板などを読み込んでから、仲間達に相談した。
「皆の衆、大事な話、いやお願いがあるでござる」
「拙者達の間で隠し事は不要」
「然り然り。あらゆる心の恥部でさえ共有しているのが我ら」
「いつしかチーレムを我らの内誰か一人が勝ち取る為に共闘を誓い、成果も出してきているではありませぬか」
「それで、改まってどんなお願いにござるか?」
「助けを、求められたでござる」
「誰からでござるか?」
「昔、告白して振られた、黒田茜さんでござる」
「・・・なんと」
「しかし、彼女はスキル:魅了を得たものの、返り討ちにあって窮状に置かれているのでは?」
「だとしても、惚れた女性から助けを求められれば、助けるのが男の本懐ではあるまいか?」
「だけど、
思わず素で返してしまった仲間がいても、織田は自らのスタンスを崩さなかった。
「それは、アイテムとかレベル差とかで、何とか出来る筈でござる」
「それだけのアイテムを、あと一ヶ月未満で稼いで手に入れるのは難しいでござるよ、織田殿。一人分なら皆で協力して何とかなるかも知れなくても、我々が行動を共にするなら、皆の分が必要でござる」
「それは、確かに、そうだけれども・・・」
「それに言いたくは無いでござるが、彼女が織田殿の想いに応えるとも思えないでござるよ。助けられれば礼は言われるでしょう。良い思いもしばらくは出来るかも知れませぬな。でも、その後は?」
「織田殿は、我々が立てた誓いよりも、その女性を選ぶでござるか・・・?」
「NTRは物語だから読み流せるでござる。それが本当に好きになった相手なら、無理でござる。耐えられないと思う、でござるよ」
織田は、しばし悩んだ後に、誤魔化すように言った。
「自分が血迷ってしまっていたでござる。今話した事は忘れてほしいでござる」
釈然としていない四人の同士達の目を直視できなくなった織田は、その夜は先に寝て、翌朝。まだ陽も昇らない内から起き出して、最低限の荷物と装備だけを身に帯びて、こっそりと宿から抜け出そうとした。
プライバシーを重視していた彼らは全員が、狭いにしろ個室を確保していたが、宿を出たところで仲間4人が揃っていたのを見てうろたえた。
「み、皆の衆。ずいぶん早起きでござるな」
「織田殿こそ。どこへ行こうとしていたでござる?」
「無策で突っ込めば、返り討ちにあうか、魅了されて使い捨てられてお仕舞いでござるぞ?」
「せめて、ダンジョン産のアイテムが流通しているこの街で、対策を打てるアイテムを確保してから旅立つでござる」
「リーダーは、我々を見捨てて行く気だったのですかな?」
「みんなを、巻き込めないじゃないか」
「水くさい」
「万里の旅もまず最初の一歩から。ハーレムも最初の一人からでござろう」
「困難な過程があってこそ、絆は強く結ばれるのが
「必要最低限の準備はしっかりとしていこう。最低でも、黒田さんが誰に捕まってるのか。一人なのか複数相手なのかとか、ランキングに名前が出てるような相手なのか。俺も付き合うけどさ、死にたくもないよ。俺は俺のチーレムを、最初の一人とせめて結ばれてから死にたいし」
「・・・・・かたじけないでござる、皆の衆!」
それから彼らは売り払えるだけのアイテムなどを売って、旅費や対策装備などを十分ではないにしろ準備して、旅立った。
彼女がいると見られる中央大陸のほぼ中央部付近に位置する、ルームエ王国へと。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます