ときどき湧いてくる、「知らない場所へ行きたい」という気持ちが丁寧に描かれている作品です。見知らぬ場所の知らない景色。そして見知らぬ空気と、そこから生まれる感情。短い文章のなかにその全てが盛り込まれていて、「私もどこかへ行きたいな」という気持ちになりました。