第27話 爆笑
アキラさんの所に行き恐る恐る顔を見た
少し不思議そうな顔で
「青井君1対1強いのになぁ。ボールタッチ見せて。これ出来るかな?」
そう言ってアキラさんがやった事を真似する様に言われ僕は同じ様にやった
「へぇー。やっぱり上手いじゃん?最後のなんてうちのジュニアにも出来る子あまりいないんじゃないかな?」
ボールタッチの練習はいつも父さんとやっていたので自信があった
「ポジションはどこだったの?」
僕はドキッとした
なんて言って良いか分からず黙っていると続けて
「ってか試合出てた?」
試合出て無かった子が来る場所じゃないなんて言われたらどーしようと一瞬頭をよぎったが正直に
「ほとんど出てません。」
ちょっと小さな声で言った
アキラさんはそんな事気にもしていない様子で
「ふーん、なるほどね。その割には体力あるね?走ってたの?」
そう聞かれたので
「毎日5キロ以上。」
と答えた
「練習の日は?」
「練習の日が5キロで休みの日は7キロ位です。」
すると突然
「ぷっあははははは。スゲーバカだ。あははははは。」
アキラさんは大笑いしている
試合出れないのに走っていた事?
こんなに走っていたのに試合に出れなかった事?
僕だって一生懸命頑張ってきたのにこんなに笑われるなんて
凄く雰囲気が良くてこのチームに入りたいって思ってたけど別に落ちてもいーや
そう思った
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