第22話 ドレイン反転
困惑するお姉ちゃん。
それを見たエリーは
「いいお姉ちゃん。これはデスロードを倒す為に必要経費なの。こうするとね魔力が二人の間で循環してね。倒すための武器を作ることが出来るの?手に持っている物がそうなんだけどまだ未完成だからあっちに行ってね?」
めちゃくちゃ早口で説明し、退室を促すが俺は
「初めましてエリーのお姉さん、申し訳ないのですが風魔法使えます?もし使えるなら手伝って欲しいのですが?」
そう言うと両手で身体を守りながら
「もしかして私の貞操を狙っているなら諦めてください。出会って1分で身体を許すほど安い女ではありません!」
そう言ったお姉さんですがかなりの魅惑なボディ!
エリーは美少女系だけどお姉さんは魅惑な美女系。
俺は「お姉さんはとっても魅力的だけど今は手から風魔法を出して貰えば俺がそのまま矢に込めるので、手だけは握らせて貰うけど。」
そう言いながら身だしなみを整える。
エリーは「お姉ちゃん、今は非常事態だから従って。」
手を握るだけとの事で了解を得たので右手を差し出して握ると。
内心で『柔らかい。』と思っていたら
「あら?緊張しているの?ウブなのね?」
と御姉様が笑いかける。
俺は「童貞ちゃうわ!」
御姉様は「知ってるし、見ているわ!」
笑いながら返すとエリーは紅い顔をしていた。
取り急ぎ風魔法を出して貰い俺は光矢壱型の完成を急いだが…。
込めた魔力は500。
不安は残るが完成?した。
っと言うよりエリー姉妹が先に魔力が尽きてしまった。
エリーは青い顔から白い顔に変わっており、
これ以上は無理が出来なそうだだった。
御姉様は息を切らせながら椅子に座っている。
なんとなくエロいが今はそんな場合ではない。
俺は光矢壱式(こうやいちしき)を持ちながら、
いけるのか?これで?
そんなことを思っていると俺の後ろに魔方陣が現れる。
まさか?デスロードの魔の手がここまで?
剣を持ち構えていると、魔方陣から緑色の女性が現れる。
誰だ?っと思っていると
「「マナ様!」」
エリー姉妹が声をあげる。
マナ様とは誰だろう?っと思っていたが
穏やかな笑みを浮かべている美女は
俺を指差し、手招きして来るように伝える。
エリーは「マナ様は真理の本の精霊よ。大丈夫。」
そう言って頷く。
俺は近付くとマナ様は手を差し出すと握手を求めて来たので応じると
俺は何かに繋がった。
俺はマナ様と繋がった。
魔力回収がマナ様と繋げた。
これは?マナコネクト?
マナ様はニッコリ笑いながら消えていった。
魔力回収よって膨大な魔力が俺のなかに巡る。
だが問題が一つある。
俺が欲しいのは風の魔力。
だが俺には風魔力変換が出来ない。
魔力はある。
俺はそのまま エリーを抱きしめると唇を奪う。
魔力吸収が出来るならその反対、
魔力吸収を反転させればどうなる?
エリーは驚いたがその後は成すがままになる。
マナ様から俺に、俺からエリーに魔力を譲渡出来ることはわかったが効率が悪い。
やはり効率は十分の一になるので俺はエリーにドレインスピアならぬギフトなスピアをエリー差し込む?
だけど…。大丈夫なのか?
エリーはすでに青を越えた白い顔になっている。
キスで多少与えただけで更に悪化したような気がする。
このまま、与えたら耐えられのか?
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