第14話 僕と契約して…

シルフに対して強制SMを謝罪をしたところで問題が発生した。

魔力は回復するには魔力吸収を広げないといけない。

魔力吸収を広げると精霊などにぶつかる可能性がある。これは要注意だな。


取り敢えずは謝罪した事とエリーの取り成しにより怒りを静めてくれたシルフに対して

「改めて言わせて貰う。特に悪意があったわけでは無いが痛い思いをさせてしまってすまない。」

そう言って頭を下げると、エリーは今の内容をシルフに伝えると、

「状況はわかったし、謝罪を受け取ってもらうたわ。もう、気を付けてよね。」

エリーも怒りながらも納得してくれた。

そこで俺はエリーに聞いてみる。

「エリーが精霊と話せる事はわかったが精霊って何?」

エリーは少し考え、

「地上にある魔力が形となり、属性と個性を得た物が精霊よ。」

ならば俺は、

「僕と契約して、魔法青年になってよ!」

シルフはモチロン、

「ホゲラ~」そう言って悲鳴をあげる俺。

お腹に先ほどよりも弱めの魔法が当たる。

完全なる拒絶だった。


俺は魔法青年を諦めて、

「なら、エリーは契約とかしてるの?一緒にいたら強くなれるんじゃ無い?」

エリーは更に考え込み。

「風の精霊シルフよ。今、里はエルダーリッチの驚異が迫っております。この驚異を退ける為にも力を貸して貰えないでしょうか?せめて、里の驚異がなくなる迄のわすかな時間だけどもお願い致します。」

※精霊語

シルフは了解と言わんように頷き、私の肩にのる。

こうして契約できたので

「ありがとう。なんとか契約できたわ!」

俺は、

「そうか!よかったな。

これでエリーは魔法ばばァァァぁ!げぼぉぉ」

次の瞬間、

俺の腹にはボディーブローが刺さっていた。

悶絶状態の俺。


あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!

やつをおちょくった瞬間! 

おれは今 やつの乙女の怒りをがっつりと体験した

い…いや… 体験したというよりは 

まったく理解を 超えていたのだが……

あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!

おれは 奴のすこし横で話していたと思ったら

いつのまにか殴られていた。

な… 何を言っているのか・・・・・・・・・ 

わからねーと思うが・・・・・・・・・ 

おれも・・・ 何をされたのか・・・・・・・ 

わからなかった・・・・・・・。

頭がどうにかなりそうだった… 

催眠術だとか超スピードだとか

そんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ

この世でもっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ。


そう、思いながら倒れるが

エリーは冷たい目で俺を見下げていた。


っと思っていたが…。

バシャバシャっと音がする。

何故か俺の頭に水が落ちてきた。

その後、

俺は顎を持ち上げられていた。

「すぐに起きろ、このゴミムシが!」

何故か教官口調のエリー軍曹!

「これからお前の返事は、サーイエスサーのみだ!」

モチロン俺は

「サー!イエス!サー」

エリーは

「お前は私が新たに得た精霊魔法の的だ!

命をかけて避けてみろよ!」

俺は

「ノー!サー、びぎゃー!」

風弾が俺をえぐる。

「お前が言える返事は決まっている。わかるな?」

エリー軍曹の横にシルフ軍曹もいるみたいだ。

俺は「サー!イエス!サー!」

最後にエリーは

「お前には乙女の心がわかるまで追い込むかなら?

覚悟しろよ。」

その後はエリーが満足するまで風弾を避け続けたのは言うまでもない。

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