第13話 魔力吸収は実は…
エリーから絞られる日々が続いている昨今。
ただ絞られるだけではなく、錬金術により月光草を魔力回復促進剤にして飲むでいるが更なる回復を実験していた。
魔力回復実験①
地面の下には龍脈があるのでは?
地面に向かってストローマジックイーターソードを伸ばし、ガイアコネクトを試したが…。
失敗。
長さが足りないのか?
それとも龍脈事態あるかが不明だ。
魔力回復実験②
なるべく広範囲で魔力吸収を行う。
まずは薄くていいのでなるべく範囲を広げてみる。
失敗である。
やはり範囲はスキルをレベルに依存するので今の俺の範囲は魔力吸収(5)範囲にして15cmだ。
回復量も一時間で5%回復する。通常だと一時間で10%回復するみたいたが最近覚えた魔力回復促進スキルでプラス2%。
よって一時間17%が回復量である。
魔力回復実験③
魔力を回復させるのに広範囲で集めるのは考え的には間違いない。
集める方法に問題があるんだ!
そう答えはいつも地球的な考えだ!
そう言いながら俺はストローマジックイーターソードを360度ブン廻す!
そうイメージはレーダー探知機だが、これを更に高速回転し円盤状に。
更に回転角度を変えて球状にする。
ストロー状の物を廻すのでかなりの広範囲だ!
これについてはかなりの回復量になった。
驚きの一時間回復量は50%
なんと俺はたった二時間で魔力が回復するチートになったんだ。
ストロー高速ブン廻し、球状維持すること吸収範囲は驚異の1500cm(15m)驚きの進化である。
やはり魔力吸収スキルは出来る子であることをなんだ!
ただそれは急に起きた。
「バシバシバシバシ」
高速の物に何かが当たる音がするが何もない。
俺は不思議と首を傾げた瞬間。
「ぶべらー。」
腹に何かが高速でぶつかり、俺は後ろに吹き飛んだ。
回りを注意するが何もいない。
誰もいない。
更に身構えていると風の塊が俺に3つ程飛んできた。
横に転がりながら避けると避けた後には風が弾けたように突風か吹き荒れる。
その音に気が付いたエリーが俺の近くにきたので俺は
「攻撃されているぞ!敵は見えないが近くいる!」
不可視の敵に対して注意してるとエリーは
「貴方、何をしたの?こんなに怒っているシルフを見たのは初めてよ!」
そう焦りながら声を荒げるエリー。
俺は何が起きたのかさっぱりだったのだが
もしかすると…。
そう思いおもむろにマジックイーターソードを手にする。
何も見えない所にエリーが話しかけているが言語が理解出来ない。
俺は
「エリー?もしかしてそこにシルフがいるの?
もしいるならこのソードが触れるか確認してくれないか?」
そうエリーに伝え、エリーはシルフに対して質問している。
質問が終わるとエリーは
「触れるみたいよ。」
そうか、そうならば俺は。
見知らぬシルフに対して、鞭のようなもので叩いてしまったようだ。
そう、出会い頭に鞭で叩き強制SMを行った。
俺に出来る事は一つ。
両手を上に上げてからゆっくりと地面に着いて
「申し訳ございません。」
この世界に来て2回目の土下座を行う。
長くしたマジックイーターソードは、
もとい魔力吸収は鞭になるみたいだ。
こうして事の経緯と謝罪を説明したのである。
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