第11話 ワンコ・・・・

今日から俺は魔力水製造マシーンになった。

夜と朝は勿論、お昼に製造している。

しかも夜の製造の時に魔力吸収のスキルを話してしまったので俺の前には大量のスライムがいる落とし穴の前にいる。

椅子と机の代わりの石に座り、エリーは夜中に集めたスライムを虫網みたいな棒を持って、机に次々と乗せる。

エリーは「はい!はい!はい!」

俺は乗せられたスライムにマジックイーターソードを刺してMPを回収する。

俺は「ほい!ほい!ほい!」

二人ではい!とほい!を繰り返していると、

これはあれですね。

お蕎麦を食べる、わんこそば。

食べているのスライムなのでわんこスライム?

しかしいくら大量のスライムを吸収してもやはりスライム。

そんなに回復できないだよね。


多少は回復していたがあまり回復しないと、

エリーは「私のMPは吸収出来ないの?」

俺は「ゴブリンからは吸収出来なかった。何か方法があるか実験しないとわからない。」

そう言うとエリーは「なら私で試してみて、」

もちろん俺は「何が起きるかわからない、もしかしたら命の危険性もあるぞ?」

微笑みながらエリーは

「私は悪魔になったよ?命の危険があったとしても私は家族を救いたい。」

そう言って両手で俺の手を握ってきた。

では、実験の始まりだ。


実験ナンバー1

手と手を繋いだ状態で吸収。

失敗、吸収出来ず。


実験ナンバー2

エリーの体を素肌で触れてみる。

エリーは

「頭とか髪とかも触っていいわよ。

後、心臓に一番近い…。

背中とか?」

体の回りを触ったが

失敗でごさる。

因みにマジックイーターソードで刺したけど

俺は

「刺すぞ?ゆっくりと奧にいれるからな?

初めてだけど優しくする。痛かった言ってくれ!」

もちろんエリーは

「初めてだからなるべく優しくしてね?」

なんて一コマもあったが失敗。


実験ナンバー3

「私はエリー。悪魔に魂を売った女よ。

キ、キスぐらいへっちゃらよ。」

物凄い目を回しながら赤い顔で自分に暗示かけていた。

そう!接吻による実験を行う。

俺は初めてなのは仕方がないがまさかのエリーも初めてとは…。

エルフだから解らないが一体何年物ファーストキスなのか?

などと考えているとそこに冷たい目をしたエリーが目の前にいる。

俺は首を傾げると、

「ゴブ!」

まさかのボディーブロー。

エリーは「今、何か不快な事を考えてましたよね?」

悶絶しながらの俺は

「申し訳ございません。」

そう言ってエリー腰に手を回すとそばに抱き寄せる。次の瞬間、顔を真っ赤にしたエリーは

「初めてなんだから感謝しなさいよ。」

ツンデレエリーはとっても可愛いです。

俺は「光栄の極みだよ。」

こうして俺はエリーのファーストキスを奪った。

まぁ、結果は大変美味しゅうごさいましたが?

エリーは「それでどうなの?吸収できた?」

俺は「エリーのファーストキスが嬉しすぎて忘れてた、ゴメン。」

エリーは「嬉しいのは仕方がないげとちゃんとしてよね。」

そう言って目を閉じる。

デレたエリーはとっても可愛い!(2回目!)

俺は2回目のキスをする。

結果は少し成功。エリーのMPが10減って俺に1吸収できた。

二回目キスは舌を奥まで入れる大人のキスだっがその事を認識したエリーは真っ赤顔でボディーブローを打ち込んだ。

「ぐふ、」

そう言って倒れるが俺は幸せに包まれていた。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る