「うぇぇぇぇい！　はやぁぁぁい！！」

ニアが、大声で、叫んで、い、る…

「おぇぇぇ、気持ち悪…」

そう、召喚したはいいものの俺は完全に酔っていた。

召喚のハイテンションで忘れてたよ…前世の俺は車、バス、電車、乗り物酔いがとにかく激しかったんだ…

動物に乗ってても酔うんだね…

【レマ様ー！　大丈夫ですかー！？】

「ちょっと…無理そう…」

「えまさかレマ車とか酔う系の人間？　そんなんだったら華麗な脱出劇がどうのってできないじゃん！！」

「知ってるけど…無理…」

「ちょっと頑張ってよ！」

「ニア…鬼畜…」

あっ、これもうだめだ

おろろろろろろ（きらららららーん）

［レマ、それじゃ俺Thuuuuuとかじゃない…完全に負け犬…］

うるさい…体質的にはもうどうしようもないよ…

そんなアクシデントもありつつ、どっかの国の門にたどり着いた（この国が何て国かは知らん。）

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