第三章 ソロ攻略(つまりぼっち)

第10話 こんにちは冥界の森

なぜ…こんなことになったのだろうか…

簡単にいえば、俺は今死の危機に直面している

は?お前さっきまで決闘してただろって思ったそこの君。せいかーい。さっきまで決闘してましたね。ぶっちゃけなんでこうなったのか理解できてません(俺が)

オルヴェスがくれた知識があってるんなら、ここは冥界の森ってダンジョンで、名前の通り世界一死に近いダンジョンらしい。つまり魔物がとてつもなく強い。

簡単に入れてしまう(それこそ気づいたら冥界の森に侵入してた~みたいな)なのに出口は見つからない。魔法で隠されてるらしいね。これこそ冥界。謎すぎる。

オルヴェス曰く、今の俺じゃ殲滅できないレベルらしい。…殲滅は無理だけど倒すことならできるんだね。

[頑張れば倒せるが脱出する前に色々な限界がきて死ぬぞ]

…色々な限界ってなんすか

[精神的疲労、身体的疲労、剣の限界、服の限界、魔力の限界、レマの自我の限界などその他諸々]

自我の限界ってどゆこと!? なにそれこわい!

[普通に自我を保てなくなって怪物になり果てるということだぞ?]

自我を失うことに対して普通もくそもない。この人こわい。

てかそれだと、もしかしなくても俺死ぬよな

[まさかこんなことになるなんてな…予想外だ]

俺だってびっくりしてるよ。


遡ること数時間前。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る