抗えないちから

バブみ道日丿宮組

お題:反逆の信仰 制限時間:15分

 最近寒くなった。

 おかげで学校に行くという単純なことができてない。

 2、3日なら問題ないが、さすがに1週間はよくない。

 親から何度も電話がくるし、ドアを叩かれる。

 それでもトイレとご飯以外で動けなかった。

 ルームメイトは若干引き気味。

 食堂にご飯を食べに行けるのに、どうして学校まで足を向けないのかと。

 まぁさすがに生徒会長さんがきたとなれば、私もしゃきりとする。

 こんな下級戦士のためにわざわざ足を運びいただけるとは。

 毎日来てくれるので、なんとか学校に行くことはできるようになった。

 その代わりといっちゃなんだけど、生徒会長さんのお手伝いをすることになった。つまりは生徒会に入ることになった。

 他の生徒会メンバーが嫌そうな顔をしてたが、生徒会長さんは気にした様子もなく、私を連れ回した。

 本当に腕がいいみたいで、いろいろなトラブルを解決してった。

 寒いだけでやる気をなくす私とは大違いだ。

 少しでも気温に反逆する意思を持ってはどうだろうか?

 ないな。

 毎日迎えにいくのは変だからと、部屋を変えることになった。

 生徒会長さんの部屋はまだ一人だけだったので、問題なくそれは行われた。

 問題があるとすれば、彼女のことを気にかけてる人間から見れば私は嫉妬の対象だということ。

 私が断ればよかったのだけど、起こされないと行けない身体になったらしくて誘惑から逃げれなかった。

 しまいには、一緒のベッドで眠るようになった。

 うん、人肌って温かいんだ。

 このことは仲の良い友だちにしかいってない。他に漏らしてはいけないとも言われた。それが知られたら生きていけないだろうとも言われた。

 美人で出るところが出て、成績も運動神経もいい。

 そんな人が嫌われるわけはなく、最下層にいるような私といればいろいろな噂もでる。

 いじめは……起きてないが、どうやって付き合えばいいのかと考える生徒も多い。

 いわゆるどっち派というやつ。

 攻めなのか受けなのか。

 そんなことで話しかけてこなくなるのはいかがなものだろうか。もうちょっと手心というのがないのだろうか。

 今日も今日とて、生徒会長さんの胸の中で眠る私でしたとさ。

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抗えないちから バブみ道日丿宮組 @hinomiyariri

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