始・学園編 15 無題
次の日 水曜日
今朝もいつもと相変わらず あたしは学校へと登校する
トコトコトコ
登校風景を省略し 教室までたどり着いてからの
ガラガラ
毎度のコンボが決まった♪
あれ?
教室内の生徒の人数が心無しか 昨日よりも更に少ない気がした
あたしの登校する時間帯とは 遅過ぎる訳ではなく
早過ぎる訳でもない
普段ならあるはずである そんな出来事を もし考えるとしたなら 今朝は誰にも声をかけられず誰にも出会わずに教室まで辿り着けた そのくらい
まあ そんな日もあるよね
誰にも出会っていないと言うのも 勿論 知り合いにと言うだけで 登校中には本校の生徒や一般の人も見かけていたことから 特に違和感はなかった むしろ誰にも声を掛けられない心地良さを感じるくらい
とりあえず あたしは教室に入って1番後ろの列にある自分の席まで辿り着き椅子に座る と いつものように思考を巡らせた
ウチのクラス 2年2組の生徒数は全員で35人
今現在教室に居る生徒といえば あまり話したコトのない そんな子達が あたしを含めて6人足らず
これから登校してくるであろう生徒達のコトを考えるなら今朝はミンナ何かしらの理由で遅目の登校をしてきている その可能性も大いにあった
……
シーン
教室内に しばしの沈黙が続いた …
う〜ん 喋れる相手が誰も居ない
そんな教室は 少し おびただしくもあり
居心地が悪い
脳ミソ(あたしちゃん誰かお忘れじゃないかい?)
ふむ 脳ミソいたのか? 全然気付かなかった
脳ミソ(ヒドイ ヾ(๑`Д´๑)ノ でも僕は そんなあたしちゃんでもイイんだ そんなあたしちゃんがイイんだ ♪ いつもキミの側にいて 絶対にキミのことを守ってみせるから (๑•ω•́ฅ✧キラン この命に代えてもね ああ 身体が軽い キミの為なら このまま何処まででも 僕は自由に羽ばたいてイケそうだ )
うん なんか死亡フラグっぽい 台詞(セリフ)並べるのやめてね 怖いから あと オマエ脳みそだから
身体ないからね
そんな脳内会話にふけりながら
今いる生徒を チラ チラ っと見渡す
左前の席から 大太りの豚山くん
そして少し離れた位置にクラス委員長の三月さんが居て お下げ髪の眼鏡山さん さらに奥に細身のガリ勉くんと その手前には音無さん ミンナ物静かに大人しく自分の席に座ってるね うん
もし 今いるメンツが陽キャラの子達だったら何かしらお喋りしたりしてるだろうけど あまり話さない子同士はいっさいの会話がない… あたし自身もよく知らない子達とは何を話したら良いのか? それすら思い浮かばない
きっと みんなそうで まず話題を考えようとすると その人の知っているコト 好きなコト興味や感心のあるコトを考えて それについてのお話をするのが定石とする
ただ 難しいのが普通のコトを話すと言う事が
果たして面白いのか? いや そもそも面白く話さないといけないのか?
今日は良い天気ですね ええ そうですね
これはコミュニケーションとしては成り立たず
社交辞令の挨拶程度の部類に分類される
さらに2人の世界なら良いが
人が3人以上集まれば共通の話題が減る
いや 話す内容を増やさないと いけなかったり
話して良いコト話したらいけないコトが増えてしまい逆に話せないという状況にもなりうる
人との会話とは まずその場では言ってはいけない そのワードを取り除き排除し そして自分の中に存在する知識の中から選んでトークを進めていけば円滑にまわる その可能性が存在し
これは普段から人と話しをしているかしていないかでも差が生まれる それを怠っていれば口が上手く回らないだろう もし普段からしゃべる訓練をしている人もいるかもだし 器用な人間で人の心に寄り添うように会話できる人もいれば できない人もいる しかし そう言う人も始めからそう存在したのではなく全ては経験則に基づいていたり頭の中でシュミレーションと自問自答を繰り返し続けた その結果 その境地にまで辿りついたり … ただの 一 女子高生に過ぎない あたしが
一体 誰に対して 何を語ってしまっているのだろう… … … この世に住む 全世界のみんな ゴメン…
あたし →ヾ(⌒(_×ω×)_バタンキュー
とりあえず ↑ これは置いといてw
↑↑これを上手く やろうとしても 人との会話にはリズムやテンポも必要なので ある意味で音感が必要とも言えなくもない これが空気を読むのKYと呼ぶべく項目であったりするのかなぁ? でもまあ会話には答えのない不可思議な部分も多くて それは話すのと文章で伝えるのでは また 使う言葉や言葉遣いが変化してしまう そんな事は多々ある
あたしの場合は自分の話し方を文体におこそうと思うと基本的に堅くなったりする それを柔らかくしたい時は文字を崩したり
喋る言葉も話す相手によって置き換えて話す必要性があったり ホント世の中は面倒くさく そして 難しいのだ
それが苦になる人間は難しいコトを面倒くさいコトをやらなかったり それを諦めたり妥協したり
自分には出来ないから他人に任せたり
と まあ人個人それぞれで色々あるんだよ
考え方の違いが
こう言ったコトはそれなりに頭(脳ミソ)を使う
使い過ぎると脳が疲れちゃうから休息させる必要もあったり ホント大変過ぎだよ〜 あたしの脳ミソもキャパオーバーして眠りに誘われて … ぐぅ〜zz
うぐぅ zz orz
脳ミソ(一人で耽って考え込むのは あたしちゃんらしいけど 僕のコトも忘れないでよね うぐぅ)
あ 脳ミソ居たのかw うん わかってるし全然大丈夫だから
脳ミソと言う存在自体を忘れていた ただ それだけのコトだから安心してね( •ω- )キラン☆
脳ミソ(シ シドイ (つД`)ノ)
そんなこんなしていたら
ガラガラ
と 教室の後ろの扉が開く
新しく誰か登校してきたようで
あたしは見知った友達であるコトを心なしか
祈っていた
「皆さん ご機嫌よう おはようございます」
見慣れない顔立ちに教室の生徒達の頭の上に
?マークが浮かんで見えた
あたしは昨日会ったばかりなので
?マークなんかは浮かんでいないし
見知った顔という点では喜ばしくはあるのだけど…
クラスのみんなに対して挨拶をしてきた生徒に対して委員長の三月さんが率先するカタチで
「おはようございます … え … っ と あなたは確か… ?」
委員長さんは名前が出て来ないようだ
ならば
「委員長 朝凪さんです 朝凪夕子さんです」
はッ とした感じで
「あ 朝凪さん… そうでしたね 確か… 持病か何かで休学されていた… お身体のお具合の方は?」
「はい お陰様で本日はすこぶる良好ですよ」ニコ
「ところで?私の席はどこにあるのでしょうか?なにぶん長い休学だったもので」
「え… っ と」
委員長がまた困った感じで今度はコチラに
目配せして助けを求めている
ふむ仕方ない
「朝凪さんの席なら 前から3列目のあそこだよ」
とあたしが指を指し示す
「ありがとう 明石さん」ニコリと微笑み会釈するので「いえいえ どういたしまして」あたしも笑顔を返して一応ぺこり 朝凪さんはそのまま自席へと歩いていった
執筆 途中 φ(・ω・ )カキカキ
全然更新 して なかったから タマには
本編 の 三章 冒頭 執筆 ヽ(´▽`)/
サブタイトル(名前)は まだ 無いw
ゼロの概念から あたしは その概念をブチ☆壊す(あたしの読書感想文!) すみか@小説家 @a48924892A
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。ゼロの概念から あたしは その概念をブチ☆壊す(あたしの読書感想文!)の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
同じコレクションの次の小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます