始・学園編 8 波乱の火曜日 uno

今日は憂鬱な火曜日


え? 何が憂鬱だって? 昨日の出来事がまったく関係してない訳ではないんだけど 火水木金 今週はまだ4日も毎朝学校に通わないといけないのだから それは月曜日も火曜日も憂鬱なコトは あたしにとっては当たり前のことなんだよ


───


そして

いつものように学校の校門付近までたどり着いた所

で あたしの左後ろ斜め45度くらいから


「おっはよーッ」

ドン

! この感じは山本さんかな…?そう思いながら

左を振り向き「え あっ うん おはよう」そう答える


山本さんが朝にチョコチョコしてくるショルダータクックルなのだけど 今日は左からの攻撃だった為 肩に掛けていたカバン(英雄の盾)で上手くガード出来た♪


今日は何故だか タックルにはそんなに驚くことは

なく 先に山本さんだな と なんとなく予測も出来た

あたし エライ♪


しかし 山本さんは

「カッシーなんか浮かない顔してるよねぇ?」

「え そんなことナイと思うけど …全然普通だけど」

「そお? なのかな? 私の女の感みたいなモノが何か反応したんだけど」気の所為? みたいな そんな顔する山本さん


脳ミソ〇〇(『あたしちゃん元気がナイね何か悪いことでもあったのかい?』)


お前は誰だ! 偽物が忍野〇〇様を穢すな!プン怒


彼女は山本茜さん クラスでも1・2を争う元気っ子で茶色に染め上げた髪に肩くらいまでのセミロング(俺ガ〇ルの一色い〇はちゃんをアザとくナクした感じの子だねw)


山本&あたし

「どうしたのカッシー?」「ううん なんでもないよ いろ〇す…」 思っていたコトが全部口に出た!!

「………」「………」クス「…私は 液体じゃないよwカッシー」上手く違う方と勘違いしてくれた

ようだ セーフではナイけどセーフかな?「う うん ごめん 考えごとしてたら 間違えちゃって」てへ

クスッ「どうやったら 私を液体と 間違えれるんだろうね?ホントにもうwふふふッ」プンカス笑笑



───



朝の他愛のない 山本さんとの やり取りが

終わり 教室の前まで たどり着くと


ガラガラ


「皆んな おっはよーッ!」


…… … シーン


と 山本さんの 広範囲精神攻撃詠唱魔法が

不発に終わり…


ん? あたし達が来る前には 登校している筈の生徒の人数が いつもより圧倒的に少ない…


今日は少し 早く登校し過ぎたのか?

今日も いつも通りだと思ってたいたのに


それに 山本さんが 教室に入って 広範囲魔法から

ガン無視されて 面喰らうコトなんて いつもであれば 絶対に 無いんだけどね…


今教室に居るのは 普段 挨拶をしない メンバーや

山本さんと性格が あまり合わない感じのクラスメイト達なので仕方はない のかもしれない それでも


一応

「ま まだ 皆んな 来てないみたいだね」あたしは

フォローを入れるように 山本さんを慰めれる言葉を発すると


山本さんの顔が 少し赤く

「…ウンッ ソウ みたいだねッ…」ショボン

今居るメンバーの 総スカンの ショックのあまり

少し恥ずかしそうに 涙ぐんでいるようにも見えた


脳ミソ(茜ちゃん 泣かせた奴ら 出て来い!!!

俺が全員 ブチのめして やっからよ!!)


脳ミソは 陰キャや弱者には強い… だが その意見

には あたしも同意だ ガシっ


「もうすぐ 皆んな来るよ 今日は あたし達が

少し早かったみたいだし 多分…」「…ソう かもだね」恥ず恥ず涙


いつも超元気な山本さんだけど 実は彼女は こう言った場面に対しては 意外と弱い性格なのは なんとなくだが知ってる


あたし達が教室に入り あたしが扉を閉めた後すぐ


ガラガラ


「山本さん と 明石さん おはよう♪ こんな出入り口の前で 突っ立って 何やってんの?」


そこに メシアが現れた


山本

「ビ Bくん おはよーッ チョット聞いてよ〜」嬉

あたし

「Bくん おはよう」♪ Bくんの株が急上昇した↗︎ 前からBくんの株を沢山持っていた人なら大儲けだ


山本さんは あたし以外で会話できる友達が来た

事に 挨拶してくれた事に 大層喜んだ


男子クラスメイトB

「今日は いつもより カナリ来てる人 少ないな?

インフルエンザでも 流行ってたっけ?」


あたしと似たような 発想をしてくるBくん

あたしは昨日の時点で もう既に その発想には至ってたんだけどね キラン


脳ミソではナイが 何故かマウントを取りに行きたくなる あたし フフフw


なんて 考えていると


ソロソロ 人が 集まって来る時間

今日のあたしは 山本さんを 放っておけないので

彼女の話し相手を努めていた


ガラガラ


春日さんと本田さんの ツートップが ホボ同時に

並んで入って来た!


ツートップは作者が 言いたかった だけだ…

後で修正が入る かもしれない…


本田「あ! 明石さん山本さん おはよう…」

山本「えーーッ!!!ペンガルちゃん右腕ぐるぐる

巻きじゃん…!」あたし「………」

春日「… 何か 昨日の帰りに転んで右腕 やっちゃた

んだって… まあ ホント無事で良かったよ」ホッ

山本「…そうなんだ 痛そ〜 (>_<) でも 学校来れる

くらいの 大事じゃないなら 何よりで良かったね」

本田「うん 山本さん ありがとう 見た目は大袈裟だけど 実は全然たいした コト は無いんだよ」ニコ

春日&山本

「それなら「へ〜 ならホント良かったね」よね」

あたし「…… ホント大事無いなら何よりだね…」

本田「皆んな労ってくれて ありがとう」ニコリ

本田「そう言えば 今日は人が少ないねぇ?もう

すぐ予鈴の鐘なっちゃうのに 何でだろ?」


キーンコーン


言ってる間に 朝のホームルームが始まる時間に

なると 今の教室にいる生徒の人数は 約クラスの

半分くらい だった……




  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る