第 3 章

始・学園編 1 熾烈 の 火種


………



暗闇の意識の中で 何か 声が聞こえる




───




…今 あなたの見ている世界は あなたの認識で

○○ ○○そして〇〇〇されています…


時間と言う 時 を超えることは 前に進む事は出来ても後退することは普通には出来ません 全体では

不可能です しかし 個々の単体としては また話は

別にもなります……


時間を超えるというのは人間と言う肉体の枠で

ある限りは 干渉できません…


ので 死したり肉体から精神が分離すればまた それも可能にもなります その場合は意識が薄れて 認識や概念があやふやなモノになってしまいますけど…


ただ存在認識する精神がもし時間を超えた場合には

世界の理で 過去に戻った その時点より先で得た記憶が消失してしまい 戻った時点よりも前に得た記憶は残るようになっていますので 今 自分が過去に戻ったのだと いう認識が出来ないのです…


しかし、 存在の認識が強いモノは…


消失するはずの 未来の記憶が 稀に残ってしまう

ことがあります デジャヴュやフラッシュバックと

呼ぶべく現象もその一端です……ガ…………

…………………………ザ………………………

…………ザ……………………………ザ………



ガガガ ‥ ガガガガ ‥ ガ ‥ ザ ‥ ザザザ ……



………




───


チュンチュン


朝から学校に登校しなければならない


現状で あらがえない現実に


女子高生という肩書きを背負ってしまった あたしは宿命と言う名の使命に立ち向かうべく 嫌々ながらも 学校に行く準備をすると


「いってきま 〜 す 」

そう言い放ち 玄関から家を出る


今日も また 憂鬱な月曜日が はじまるのだった…


いつものように歩いて登校していると 学校の校門前辺りで あたしの後から


「おっはよーッ」


ポン !

と背中を軽く叩かれる


後ろを振り向くと

「あっ おはよー ‥」あたしは そう挨拶を返した


彼女の名前は 本田さん お父さんの会社のキャンペーンガールをやっていた そんな経緯もあってペンガルちゃん なんて アダ名で 呼ぶ人もいる 同じクラスの

友達だ


本田さんてこんなキャラだっけ? 今日は何か

良い事でもあってテンション高めなのかな?


『本田ちゃん元気がいいね 何かいい事でもあったのかい? 』


○○メメ様!!

本田さんだけ名前呼んで貰ってズルイ(嫉妬)


そんな妄想にふけりながら本田さんを放置していると …「明石さん?どうかした?」「… え ううん 何でもない」「ふーん あ そうだ!明石さん 今日一緒に お昼食べない?」言われ2て秒ほど考えると「うん いいよ」そう返す「じゃあ 4限目終わったら席まで迎えに行くから 約束だよ」「うん わかったぁ」ニコ そんなありふれた会話をしながら教室まで向かう


───


そして一緒に教室まで到着すると


ガラガラ


「皆んな おはよ〜ッ」


本田さんが広範囲精神魔法を唱えるのは珍しい

やっぱり 今日はテンション高めだね ウン


「おはょ」

「本田ちゃん おはよー 今日は元気だね」

「本田さん おはよう」


先に登校していた生徒らの数人がマチマチの挨拶を返した


───


朝のホームルーム前


ガラガラ


先生が教室に入ってくる


? 教頭先生? が教壇に立ち


「えぇ 今日は担任の三井先生が お休みの為

代わりに私が来ました 今日はアンケート用紙を

配っておきますので また 先生が来られた日に

でも提出してください では」


今日は三井先生が お休みなのか〜 体調でも

崩したのかな? 南〜無〜


───


キーンコーン


1限目の授業開始


ガラガラ


ん? また教頭 ?


「さっき ついでに 忘れてました 今日は現国の先生も お休みなので 今からまた プリント用紙を配りますので 静かに自習しておいてください」


風邪でも流行っているのかな?


でもフフーン♪ あたしは そんなに授業が好きじゃないので 問題を当てられたりしない 自習になるのは願ったりだ それに静かにしてと 言われても 先生の監視の目が無いと 多少 お喋りしたり 騒ぐ生徒も出てくる いわゆる 自由時間にも感じる ♪


───


その後 2時限目 3時限目 4時限目

と普通に 過ごした


トゥットゥル〜 ♪


お昼休憩


確か 朝 本田さんが 迎えに来るとか言ってたな

とか思っていると 直ぐに

「明石さん 迎えに来たよ ♪ お昼は気晴らしに

屋上か中庭で食べない? どっちが良い?」

「じゃあ 屋上でも いこっか」「うん わかった」


あたしが こう提案して 本田さんが そう頷くと 2人で屋上へと向かった




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