続・学園編13 ターニングポイント2

インターホンを押した その後


「……………」


少し待ってはみたものの インターホンから返事のようなモノは返ってこない


念のため もう一度押してみる?


えい

ピーンポーン


大きな家だ 中のインターホンまで距離がある

のかもしれない


もう しばらく待っていると 今度は


「……はい …どちら様 … でしょうか?」


女性の声がインターホンから聞こえてきた


「あっ あたしは ××さん の あ!いえ …夕子さん

のクラスメイトで 明石って 言います」


インターホンにはレンズが付いてるので向こう

の人には コチラ の姿は見えているだろうけど


「…… ご用件の方を …伺ってもよろしいでしょうか?」


「今日は夕子さんが 学校をお休みに なられてました… ので近くを 通りかかったものですから… 少し様子を伺わせて頂こうかと? 立ち寄りました…」

慣れていない丁寧語… 相手が丁寧語だと何故か

丁寧語で返してしまうのは仕方ない 出来る範囲で

失礼の無いように コチラも配慮を心掛ける


「…畏まりました 少々 そのままで… お待ちください …」


緊張したー ε=(´∀`*) フゥ


そして 暫くすると

「…お待たせ 致しました …お嬢様の確認が 取れ

ましたので… そのまま門を入って玄関の前でお待ちください…」 「はい」 そう言うと あたしは 門を開け玄関の扉の前へと歩みを進めた


××さんは お嬢様だったのか!


まあ 此れだけ 大きな家に住んでいるのだから

あり得なくは無いか ウン


玄関の扉の前まで辿り着くと 少しして


ガチャリ


扉が開くと

「…大変お待たせしました… 私は この家で雇われております家政婦です」


!!


「え? 何で あなたが…」


あたしは再び驚いてしまう


「…はあ アルバイトですが 何か?」


そこにはメイド服に似た感じの服に身を包んだ

チラ子こと月城さんが立って居たのだ


「…えっと つ 月城さんで いいのかな?」

「はあ」「………」 会話が続かない


あたしのピンチを見兼ねてか


「お嬢様に お会いにいらしたのでしょう? 中へ

どうぞ」 淡々した喋り方で月城さんがそう言う

「えっ あ! そうそう」

と当初の目的を忘れていた あたしはそう言って

玄関の中へと入る


「靴の方をコチラで お脱ぎの上で ソチラにある

スリッパに お履きかえ お上がりください」淡々


「は はい…」辿々


玄関の上に上がると


彼女は さらにあたしに話しを振ってくる

「明石先輩 此方の家にいらっしゃるのは 初めて

ですか?」「え ええ…はい」何かやりにくい

「………」「えっと どうかした?」尋ねると

「いえ 何でもありません それでは お部屋まで

ご案内しましょう」月城さんに2階へと案内される


その道中


あたし&月城

「えっと ××さん は どうして今日 学校を休んだのか何か知ってるかな?」「………」

「あ 夕子さん ね… 」「夕子先輩は身体のお加減があまりよろしくないとのことで大事をとり本日は学校をお休みになられました…… が今現在 お加減は 大分 良くなったと そう伺かっています」「そ そう なんだ… ところで月城さんは どうして ここでアルバイトをしてるの?」

「何か理由が必要でしょうか?」疑問返し


「…あ 別に言いたくないなら いいよ」

「……」


「それじゃあ どうして? その あたしの名前を… あの時 知ってたの?」気になっていたことなので そのことを尋ねてみる


「はあ たまたまですけど 何か問題点でも

おありですか?」


「……」 たまたま ってなんだ?


玉々 ? タマ タマ? サザ○さんの飼い猫とか?


と そんな会話をしていると 1つの部屋の扉の前で

月城さんは 立ち止まり

「着きました 此方です 少々 お待ちを」

そう言うと


コンコン


月城「お嬢様 お友達の方を お連れしました」

×× 「は〜い どうぞ」

月城「では 失礼します」


ガチャリ


ん?


月城さんの開けた その扉の中は

真っ暗だった…


月城「……少し 早かった みたいですね」

あたし「… えっ 何が?」

月城「明石先輩 失礼します」

そう言い放つと 左手で あたしの右腕を取り 背後へ

回り込むと 拘束した状態で 何か取り出し 右手で口をふさぐ形で あたしの口の中に 何かを押し込んで来た!


え! ん? 丸い? 飴?


そして あたしを 部屋の前まで押し出した形で

突き飛ばしたか と 思うと 「もう1度 失礼します」

そう言い放つとホボ同時に 右手で あたしの左頬に 強烈な平手打ちに似た 掌底を撃ち込んできた!


ガコ


頭に光☆が走った!? かと 突然の出来事に驚いていたところで 左頬に強烈な痛みがあるのを感じる

「痛っ」と思ったところで 口の中にあった何か砕けた


強烈な一撃で後ろに弾き飛ばされていた あたしは

いつの間にか真っ暗の中で尻餅をついていた イタタ

口の中で砕けた何かを 吐き出そうかとしたのだが

? あれ? 口の中には もう 何も無く? 飲み込んでしまった?


そんなことを考えていると尻餅をついた状態の

あたしに向かって廊下から月城さんが


「あなたは まだ スタート 地点にすら 辿り着いて

いない」そう 小さく呟くと


部屋の扉が 外側から ゆっくりと 閉められ


あたし は 暗闇の中 に 包まれ て



ガガガ ‥ ガガガガ ‥ ガ ‥ ザ ‥ ザザザ …


………ザ ‥ ………ザ … ……ザッ───


──ッ──────… プツン ───



…して …た? 意識… 遠の…て い く



───



ここまで この作品を お読み頂きまして ありがとう

ございました。 第3章は物語が少し加速して逝く

ように 描きたいと 執筆進行を させて頂いています


もし 宜しければ 引き続き ご覧になってみてください この度は この作品を お手に取って頂きまして

誠にありがとうございました。


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