学園編 5 学校 宴の準備


キ〜ンコーン



6限目の終了を知らせる鐘


ケセラセラ〜 ♪


なんだかんだ奮闘して 5、6限と授業をやり過ごした もとい お勤めを果たし終えた

あたし偉い ヨシヨシ


しばしの愉悦に浸る


脳内は既にお祭り騒ぎの真っ最中 ドンチャン ドンチャン‪ ♪


脱線し過ぎて話しが進まないのは いつものこと


ケセラセラ


あとはホームルームを残すのみ


部活や生徒会に所属してる人達は この後に お勤めや修練が残ってるんだけど あたしは帰宅部だった


ウチの学校は自由な校風が強くて 部活も強制で入らなくても大丈夫だし アルバイトだって 危ない

こと以外は社会勉強として認められてもいる


ある意味 放課後も自分の意思でやりたいように過ごしてください と学校お墨付きを貰ってる感じがしてありがたい 感謝の一言に尽きる


実際は自主性が求められてたりで 違う意図があるのだろうけど… ポジティブに考えておいた方が気持ちがいい♪


ガラガラ


ガラガラ蛇!?


教室の前の扉が開き 担任の三井先生が

教団に立った 騒いでいた生徒達も慌てて自分の席に戻る 三⊂( ・ω・ )⊃ブーン


意外に真面目くん達かな? うむ だが その心意気は良し


それと 三井先生 名前出てきて良かったね


作者の声『今後の予定で 先生の活躍の場は設けられて無いから無駄ネームに終わってしまう可能性は非常に高いよ!』


……作者が そう言うなら そうなんだろうね

冥土の土産かも 南無〜ッ


天の声『希望を捨てちゃいかん 諦めたらそこで

試合終了ですよ 』


安〇先生!?


「 それでは朝に配ったアンケート用紙を回収します 書き終わった人がいたら前まで持ってきてください 」


三井先生の単調な話しとアンケート回収が始まると


暴走脳も我に返って 活動を停止する


何人かの生徒が用紙を持って席を立った


決してアンケートの事を忘れてた訳じゃない 朝のホームルームの後にも思案は巡らせてはいたはず

ただ 途中 探偵の妨害に阻まれれたことで

あたしのアンケート用紙の記入は滞っていた


コナ〇くんかな? 得意技は 好きな女子の 父親を

麻酔針で眠らせて道化のピエロの様に操る事で

知人の謎の博士の 発明品を利用して IQの高い

頭脳を生かした 戦略を企てる その様は まさに!

知神の如く 択一された その能力には 裏社会の住人達も下を巻く程だとか なんだとか…


はっ!探偵の件から いつの間にか脳ミソに支配されあたしが道化のピエロにされてた事に気付いた!


とりあえずアンケートは このまま白紙で提出するかな?


そう迷っていると先生が

「まだ書けてない人は用紙を持って帰っても大丈夫です 朝も言ったように明日以降で構いません 提出日は特に設けてないので忘れないように 出来るだけ 今週中にお願しますね それでは ホームルームを終わります 」


三井先生の台詞が長い


用紙を回収するだけで ホームルームは幾分か早く

終わったので アンケート用紙は持って帰ろう そう心に決めると


何か忘れているような? アンケート… ? アンケート… ? アンケート…? アンケト …!まるで連想ゲームでもするかの様に お昼の本田さんとのやりとりを思い出す


『 話しはまた 後でだね‥』


後?= 放課後!


本田さんの席に目を向けると


彼女も あたしの行動を気にかけていたのか

すぐに目が合い 本田さんはニッコリと微笑んだ


全然 忘れてた訳じゃないんだからねッ と


ツン脳が少しデレた…



憂鬱な月曜日は まだ終わっていなかった…


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