学園編 4 学校 〇〇の呼吸 そして2人は…

「あ… うん‥」


あ うん パーフェクト!


阿吽の呼吸が完璧だったコトに称賛を贈る

ッて 話しがまた進まないんだけど…


こちらから質問を投げかけた手前 キャッチボールとしては 相手が話すのを待つしかないのだ もちろん切り返しも出来なくないけど それは最後の手段に取っておく!


「あっ‥ あの実は… あ… 」


「‥‥‥ 」


「‥ もご… もご… 」


何か ご飯食べながら もごもご 言っちゃってるよ

まあ 別に急いでないし 本人のタイミングで話し

始めてくれれば 良いのだけど…


「あ ‥ あんっ ‥」


(ああんっ あああ〜 あああ〜 あ ♪ )


脳ミソが歌ってみせた


「 あの … アンケ …… ート‥」


「 …… 」


あれ? 今 アンケートてっ言わなかった?

いや 言ったよね ほら前回の終わり辺りに あたしが

思ってた通りな展開 フフン 少し誇らしげでいると


「あのっ 実は! 明石さんに

アンケトロニクスクウォリュート

の実験に協力して欲しいんです… け‥ど‥ 」


「あ〜っ … えっ? アンケ ‥ ニ ‥ ト えっ!?」


今 何て? 唐突に 滅茶苦茶 聞きなれない 単語に

理解が追いつかなく 言葉が付いていかなかった

あたし


「…いきなり …突然で ホント 意味不明で…申し訳

ないんですけど… 」


アンケート 何処 逝った w

そして 何故 敬語?


これには流石の あたしも2つ返事で頷くことは

出来なかった


脳ミソ ( さすあた ) コレは流石あたしちゃんの略だ


脳ミソは いつも通り 五月蝿い!


「とっ とりあえず 詳しく話し 聞かせてもらっても

いいかな?」


先程からコミュ症のように どもってみせるが

最近のあたしの マイブーム


「 それじゃあ… えっと… まず 何か…」


キーンコーン


と本田さんが説明を始めようとしたのと同時に

5限目開始前の予鈴の鐘が 中庭に響き


会話もままならないまま ランチタイムは終了に

追いやられてしまっていた


昼食は2人とも食べ終えていたので

「 話しは また後でだね… 」

「だねっ …」


と 何処か もどかしさが残ったまま 午後の授業を

受けるべく足早に中庭を後にしたのだった


5限目の授業は数学


お昼の会話は会話と呼べるレベルに達していたのか 定かではないけど… 内容が気になって授業内容は 殆ど入って来なかった


脳ミソ( 授業内容はいつも入って来てないだろ!

脳室で見かけた事も無いぞ )プンプン


などと怒っていた… 脳ミソは いつも元気だ…


憂鬱な月曜日も始まってしまえば なんのその

いつの間にかゴールへ 向かって 駆け出していた

と この時のあたしは まだ そう思っていた…

しかし まさか この後に あのような出来事が

起こるとは …


夢にも 思っていなかったの だ



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