第6話 エルミの母親の行方

 子供 「お兄ちゃん、お姉ちゃん、助けてくれてありがとう」


礼を言うと子供は母親の元へと戻っていった。



子供の背中を見送ったあと、エルミは気になっていたことをアメリに聞いた。


エルミ 「ねぇ、さっきから気になっていたことを聞いていい?」

アメリ 「ああ、これのことかしら?」


アメリはそう言うと手に持っている弓を見せてきた。


エルミ 「これはどこから持ってきたの?アメリは何も武器を持ってなかったよね?」

アメリ 「ここに向かう途中に落ちてたの。武器も持ってなかったし、少し借りたの。」


アメリは手に持っていた弓を元あったところに返しに行った。


エルミ 「あっ!!母さんは!?」


エルミは辺りを見回したが、母親の姿はどこにもなかった。

エルミは嫌な予感がした。


エルミ 「そ、そんな……。母さん……。」


エルミが絶望していると洞窟に逃げてきていた住民の一人が話しかけてきた。


住民 「君、もしかして誰か探しているのかね?」

エルミ 「え?あ、はい…。」

住民 「もしかしたら、街を襲った奴らに連れて行かれたのかも…。」

エルミ 「!?それはどういうことですか?」

住民 「理由は分からないがこの街の人間、何人かを連れて行ってたんだ。」

エルミ 「一体どういうことなんだ?」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

一方その頃


??? 「おい!奴らはちゃんと連れてきたのか?」

??? 「はい、でもこんな奴ら…一体どうなさるんですか?」

??? 「まあ、そのうち分かる。黙って見てろ!」

??? 「は、はい!」

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