第4話 遺言書
「すみません!」ペラッ
手紙の中を見るとそこには…!
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愛するカーラへ
一生、君と一緒にいると誓ったのに、先に死んでしまう俺を許してくれ…。
ルイ、母さんとしあわせに暮らすんだぞ…。
どうして奴らは襲ってきたんだ。
俺がいなくてもお前たちは幸せにな…。
運動もちゃんとするんだぞ。
これ以上はもう無理みたいだ…。
クソっ!やつが来た!
我が子よ、"縦"に高く伸びろよ!
……………………………………………
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………………
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これから下は血が付着していて読めない。
アメリは手紙を読むと涙が流れてきた。
「この人は……最期まで家族のことを思って……。」
この手紙はシャルトワに仕事できていた男の遺言であった。
しかし、アメリには引っかかる部分があった。
「……?最後の文の『縦に長く伸びろよ』という文はなにかおかしいわ。……縦が強調されてる?」
遺言書の違和感の正体を探していると、
「うわぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
洞窟の奥から叫び声が聞こえてきた。
「この声は、エル!?まさか奥で何か…!」
エルミの叫び声を聞いたアメリはものすごいスピードで洞窟の奥へと向かった。
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