ちゃんと〇す系主人公

他の事は他の方がレビューしてるので一点だけ、文化や風俗、習慣などが現代日本と明らかに違っている社会で、舐められたりして不利益を被るのが分かりきっているのに頑なに不殺を貫き報復をしない聖者系主人公の小説が多いですが、この主人公はきっちり殺します。

もちろん元日本人らしい倫理観の残滓はあるにはあって情けをかける相手もいるにはいるのですが、敵やその関係者も顔を見られるなりしていれば見逃しません。そういう後からちゃんと殺していればという物語ストレスあるあるは無いと思います。

ただ、全てではないですが殺しという物騒な手段で問題を解決しているので、広がっていく人間関係や、目撃者がいる中でのトラブルからの当事者死亡か行方不明が判明すれば所業が明らかになる可能性は十分にあります。そこはどうなっていくか今後に期待です。