15,2 小山先生は呪殺されたがっている Hanged-Man・鋪

 ”旧X地区”の最奥、入り口のない小屋に飛び込んだ私たち三人組。

 窓すらなく月明かりが入らないこの部屋がとんでもなく暗いことに気づいたのは、全員が落ち着いてからだった。

 Aちゃんは荷物をおろし、中からランプを取り出す。そして明かりを点灯すると――。


「な――なんだコレ!?」


 小屋の内部が全てはっきりと見えた。

 簡素な外観と違って、内観はひと目でわかるほどに不気味そのものだった。

 赤い字で書かれた大量のおふだがびっしりと、壁と天井、床に至るまで覆い尽くすほどに貼り付けられていたのだった。


「入り口のない小屋、中身はお札だらけ。なるほど、これが”幽霊屋敷”と呼ばれる所以ゆえんね」


 Aちゃんは顎に手を当ててうんうんと納得していた。

 Bちゃんはここまで来ても冷静さを失わないAちゃんの様子に苛立って、


「もう満足だろ! 獣か不審者だか知らないケドよ、あんなんがうろついてるんじゃこんなトコにはこれ以上いられないぞ! さっさと帰ろうぜ!」

「待って、もう少し」

「お札しかねェ小屋に何の用があるって――」

「ここよ、小屋の中心。お札の配列が不自然でしょう?」


 Aちゃんが指さした床を見ると、確かに不規則だったお札の配列がその部分だけ妙に整列しているのがわかった。

 彼女は少しだけ考えた後、バリバリとその場所のお札を剥がし始めた。


「な、何やってるの!?」

「やめとけ、お札なんて剥がしたらバチがあたんぞ!」

「真実を解き明かすのよ。この村は不自然なことが多すぎる」


 私たちの制止もきかず、お札を剥がしながらAちゃんはブツブツと呟く。


「外との交流がほとんどないし、物流も一部の大人が担ってるだけ。子どもたちもほとんどが村の中で生まれて、村の中で死ぬ。この現代日本でよ? 信じられる? 村の大人たちは何かを隠してる。この廃村と幽霊屋敷には、秘密が隠されているに違いないわ」

「Aちゃん、そのためにここまで来たの……!?」

「そうよ、この科学の時代に非科学的な村社会が生き残っていていいハズがないわ。私は、この村から出ていくために……外の世界を知るために――」


 不自然に整列していたお札を剥がし終えると、その下の床には取っ手があった。

 Aちゃんがそこを持つと、確かに手応えがあったみたいだった。


「手伝って」


 Aちゃんが言う。だけどへそを曲げたBちゃんは腕を組んでその場を動かなかった。

 私は渋々Aちゃんに手を貸して、二人で床の取っ手を引っ張った。

 すると、ガタン! という音とともに床の板が外れた。

 その下に隠されていたのは……。


「これ、何……?」

「骨、だと思うわ。白骨化した指よ」

「人間の骨かな……」

「わからない。動物の骨かもしれない。判別不能よ」


 (☆)、所謂いわゆる五芒星ごぼうせい”の形だった。

 長い指の骨が何本か重なり合って、意味のある図形を成していた。

 周囲を取り囲む円はおそらく、人間の髪の毛で編まれたであろう縄でできている。

 呪術的な意味合いがあるのだろう。本で読んだ程度の知識だけど、そう思えた。

 Aちゃんはそういう迷信は信じないたちだったけど、私と顔を見合わせると「不用意に触らないほうが良い」と無言の合意に至ったようだ。

 そっと中身を観察するだけにした。


「五芒星の中心にあるのは、歯……?」


 骨でできた星型図形の中心には、複数の歯が山の形に盛られていた。


「一つ一つが小さい。まるで自然に抜けた子どもの乳歯みたい……」


 私達がじっくり観察していると、苛立った様子のBちゃんが近づいて来た。


「もういいだろ、さっさと帰るぞ! さっきのバケモンがまた来るかもしれねー!」

「待って、もう少し……」

「そんなもん――どうでもいい!」


 ガシャン! Bちゃんが腕を振るうと、いとも簡単に骨の図形と歯が崩れてしまった。

 「ああっ!」驚いて声を上げる私。

 Aちゃんは何も言わず、Bちゃんをじっと見つめた。


「……わかったわ。ここを出ましょう」

「その前にこれ、壊れちゃったよ、直さないと……タタリとか、あるカモだし」


 焦って必死で骨と歯を元通りに配置しようとする私。

 Bちゃんは自分が壊した手前、意地になったのか手伝ってはくれなかった。

 呪いとか信仰に否定的なAちゃんが意外にも「私達が来た痕跡を消さないといけないわね」と手伝ってくれた。

 こうして二人でなんとか記憶にあった通りの形に戻すことができた。

 けれど、完璧にはならなかった。大まかな形は覚えていても、それぞれの骨の判別や歯の正確な位置までは把握しきれていなかった。


「……ここまでね、行きましょう。待たせたわね、B――」


 Aちゃんと私が振り向くと、そこには。


「うっ……がっ……」

「B?」

「Bちゃん?」

 

 うずくまるBちゃんがいた。身体が震えて様子がおかしい。

 彼女は手で喉を抑えて「ガフッ……ゲフッ……」と嘔吐えずいていた。

 私が「大丈夫?」と背中をさすると、ついにBちゃんは「お゛ええええ!」何かを吐き出した。


「血っ……!?」

「鮮血……それだけじゃない。歯が……!」


 Bちゃんの口から出た吐瀉物は真っ赤な血と胃液と、それに何か固体がいくつか混じっていた。

 Aちゃんが顔を近づけて観察すると、それは歯のようだった。


「B、ちょっと口開けなさい!」

「あっ、あがっ!」

「歯は抜けてない、全部ある。ということは、この歯はBの胃の中から出てきたということになる」


 私はおそるおそる訊いた。


「それって……どういうこと?」

「血はこの歯が食道を逆流して傷つけたから出たモノよ。何故Bの胃の中に歯が入っていたのかは……わからないけれど」

「あ……あがが……」


 ガクガクと焦点の定まらない瞳で震えているBちゃん。

 口の端からは泡が漏れ出していた。明らかに大丈夫じゃない。

 私たちが早期の脱出を決意するには十分だった。

 謎の星型図形の蓋を再び締め、Aちゃんがお札を貼り直す。

 その後、二人がかりでBちゃんを壁の穴から引きずり出し、私たち三人ともが小屋の外に出た。


『アヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ! ヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャハハハハハハ!!』


 外に出ると、ガサガサという足音とともに例の”笑い声”が聴こえてきた。


「まだ近くにいるよ! Aちゃん!」

「かまっている暇はないわ、Bを連れて逃げましょう!」


 火事場の馬鹿力、とでも言うのだろうか。

 小学生女子二人の力だったけど、女の子一人を抱えたまま走って小屋を離れた。

 だけど、本当の”地獄”はここからだった。


 小屋から石段に差し掛かると、再び木から吊るされた大量の”てるてる坊主”が目に入ってきた。

 そこで私の耳に飛び込んできたのだ。


『タスケテ……タスケテ……』

『ウオオオ゛……オオオオ゛オオ……』

『グルジイ……グルジイヨォ……』

『アアアアアアアアア! アアアアアアアアアアア!』

『ツレテッテクレヨォ……タノムヨォ……』


 声。人の苦しむ声。


「何、コレ……どこから……?」


 私が顔を上げると、”てるてる坊主”の一つ一つがもぞもぞと動いているのに気づいた。

 白いボロ布が被さっている”首”の、口のあたりがモゴモゴと動いてうめき声を発していた。

 ギシギシと首吊りの紐が揺れて、木々はガサガサ揺れて……。

 布で隠されたてるてる坊主たちの下半身からは何か血のような……吐瀉物か、あるいは糞尿なのか。

 暗闇の中では判別できなかったけれど、ビシャビシャと汚らしいモノが地面に垂れ流されていた。

 あまりの出来事に私は気が動転して、「ひぃ、ひぐっ……!」と声にならない声を漏らすことしかできなかった。


『タスケテグレ……ダノム……』

『ウ゛オオオ゛……オオオ゛オオ……!』

『グルジイ……グルジイ……ゴロジデ……』

『オ゛アアアアアアアアア! ギャアアアアアアアアア゛アア!!』

『ツレテッテクレヨォ……タノムヨォ……イッショニイカセテグレェ……』


「え……Aちゃん……ごわ、ごわいよ……ぉ!」

「こ、こんなことあり得ない。パニックから来る集団幻覚よ……!」


 Aちゃんは言った。「集団幻覚」と。

 この非現実的な光景はAちゃんにも見えているのだ。

 それがわかって、私は恐怖したと同時に少し安堵した。

 私だけじゃない。最悪な目に会っているのは、一人じゃないのだから。


 石段を下りて廃村まで戻ってきた。

 おかしい。

 行きの時に見た廃村の様子とは、何か――違ってる。

 

「扉が……全部開いてる」


 Aちゃんはそう呟いた。そう、全部の家屋の扉が開いていた。

 私はBちゃんを抱えて走りながら、開いた家屋の扉の中を見た。

 確かに見たんだ。見えてしまった。

 ぎょろりとまぶたがなく血走った赤い瞳と、私たちを指し示す”大量の指”。 

 そして廃村じゅうから、四方八方から聴こえて来る――。


 きっと、私は一生忘れられないだろう。

 




『ヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ』




 彼ら・・の――笑い声を。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る