暑い夏の日、喫茶店のドアを押すと、チリンチリンとベルが鳴る。店内からふわっと珈琲の香りが迎えてくれた――そんな風景が目に浮かぶ。魔法の国からやってきた気の強い魔女さんと、喫茶店を切り盛りする青年の物語。笑って、ちょっぴり切なくて、最後にびっくりする真実が明かされる―― 一人の少女の成長譚でもありながら、淡い恋の始まりを描いた短編でもある本作。あなたも昭和情緒の漂う喫茶店をのぞいてみませんか?
激甘な恋物語……というよりは、切なく儚いながらとても綺麗なお話です。 主人公のリリーがツンデレだなぁ、と思っていたら直生の方も素直じゃないじゃないですか!? ツンなのか、これはツンなのか!? お互いに『一緒に居たい』とは言わずに、クリームソーダを使って遠回しに言う描写はなんというかこう……尊いというんでしょうかね。良い、とても良いです。 淡い淡い、ほんのひと時のお話。 おススメです! ぜひ読んでみてください!!