第15話 イスカ町は崩壊寸前だった
早朝東に向かって長距離が苦手なスピを背負って走ってる。
リン、ミン、メイのドワーフ娘達は勿論、セリカ、ハスキ、ペスのギバ族親娘も軽快に着いて来てる。
15分程でイスカ町が見えた。
「あれ?あの町ヤバい!」
「スピ?何か見えた?」
「僕は逃げ足と視力聴力は自信が有るよ!」
「うんうん、知ってる」
「イスカ町の門が破壊される寸前、まだ完全に破壊はされて居ないけど、もう一打ちで門が無くなる」
「皆!速度を上げるよ!着いて来て!!」
速度を上げた僕達は数秒で盗賊団の背後に迫った。
門を破壊町を攻略寸前で、盗賊団は油断してる。
降ろしたスピは矢を射掛け始めた。
久し振りにエクスカナボウを全力で振り回し、僕は盗賊を蹴散らした。
イスカ町攻略寸前で気の緩んでた盗賊団は、まさかの背後攻撃に立ち直る間も無く、リン達に殴り倒され、セリカ達に斬り殺されて行く。
僕のエクスカナボウの餌食になった者が一番多かった。
1000人以上居た盗賊団、立って居るのは数十人程になった。
「盗賊団に告げる!!皆殺しにしても良いが、降伏するなら命は助ける、武器を捨て降伏せよ!!」
盗賊達、圧倒的に不利な状況に迷う事なく武器を捨てた。
「セリカ、ハスキ、ペス怪しい動きをする者は斬り殺せ」
「はい、レット様!!」
「リン達は生きて居る盗賊達のベルトを外しそれで縛れ!!」
「はい、レット様!」
「スピは全体を注意して見張れ!異変を見付けたら報告せよ」
「はい、レット様!!」
「ヒヨリミ男爵様はいらっしゃいますか!シッタ隊長の依頼で盗賊を鎮圧しました!!」
イスカ町に向かって話し掛けた。
「私がヒヨリミ男爵だ、ペンペン草盗賊団の殲滅見事であった!働きに感謝する…その方名は?」
「レット▪シガー傭兵団と申します、7人は傭兵仲間」
「レット!幼い風貌に寄らず凄まじい豪傑であるな!」
「イケスカンダ伯爵もおいでと聞きました」
「……いや、伯爵は昨日避難された」
「この状態で?逃げ出した?」
「レット殿、滅多な事は言わないほうが」
「男爵、シッタ隊長からの依頼はまだある、盗賊団の後始末頼めます?伯爵を追い掛け依頼を遂行して来る」
「シッタの依頼とは?」「伯爵討伐です」
「いや…それは…色々問題が起きるぞ…」
「問題は起こらない、僕の正体は女神メゾンの息子だ、見て居なさい」
瀕死の盗賊目掛け、回復魔法をつかった。
演出効果ましましの為、大袈裟な光も発生させる。
辺り一帯光に包まれ、暫くそのまま、光がおさまった時には死体以外は手足欠損も修正され全員元気になっていた。
当然光はイスカ町も包み、町民兵士も全回復させた。
「女神の息子って信じてくれた?」
縛った盗賊達、覗き見してた町民兵士達、ヒヨリミ男爵まで全員土下座平伏してた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます