第22話 Confession《自白》
一週間、
その一方で、
ところがついに、恐れていたことが起こった。
本物の爆発物が、届いてしまった。
やっぱりというか、なんというか。
誰もが予想していたことだったが、現実となると
幸いなことに、
爆発物には、
『
爆発物に
爆発物が完成したから、いよいよ
爆発物の材料も
過去の爆発犯とも
箱に入っていたわずかな
爆発物の形状、箱のサイズ、配送センターの住所も、全てバラバラ。
容疑者は
特定や
まるで、
今回の「爆発物使用未遂脅迫事件」は、
これにより、
これからは
今のところ、
かといって、これから被害が出ないという
容疑者は、
「さもなくば」と
今、学校を休んだら学校関係者から
学校を休む理由なんて、いくらでもあるけど。
よりにもよって、大嫌いなアイドルのせいで学校を休むなんて
身の安全を
警察なら、何よりも
でも私は出来る限り、
もちろん、
なんにしても、
とにかく
チャイムを鳴らすと、
「刑事さん、いつもお手数をお掛けしてしまって、ごめんなさいね」
「
「娘はすっかり
母親が申し訳なさそうに、
やっぱり本物の爆発物が送り付けられたことに、ショックを受けているようだ。
命に関わる爆発物事件に巻き込まれれば、怖いに決まっている。
ダメ
「あの、蒼衣さんとお話は出来ないでしょうかね?」
「どうでしょう? 一応、声を掛けてみますから少々お待ち下さいね」
「すみません、お願いします」
私を玄関で待たせて、母親は2階へ上がって行った。
母親が
「刑事さんが、『あなたとお話したい』って言ってるんだけど、どうする?」
扉の向こうから、
でも、何を話しているかまでは聞き取れない。
何度かやり取りをした後、
私とタロちゃんを見ると、ばつの悪そうな顔で話し掛けてくる。
「アタシも、刑事さんに話したいことがあったの」
「話したいこと?」
「良いから、上がって」
「あ、はい。お邪魔します」
私は誘われるまま家に上がり、リビングルームへ通された。
リビングに置かれたテーブルに私とタロちゃんが並んで着き、向かいの席に
母親はお茶の準備をしに、キッチンへ向かった。
「話したいことってなんですか?」
「あのね、実は今回の事件の犯人は、アタシなの」
「は?」
思わぬ
「
「事務所に
「それって、
「依頼したってのも、違うかな? でもたぶんきっかけは、アタシだと思う」
「んん?」
少し険しい表情になった
「刑事さんには、教えてあげる。これって、アタシも罪に問われるのかな?」
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