常々、ツクモさんの作品はとてもよく練り上げられた、しっかりとした作品ばっかりなぁと思いながら読ませていただいてます。
このコンテナ嬢も、骨組みがしっかりしており破綻がなく、シリアスな話なのにどんどん読めてしまう。そんな不思議な作品です。

ライトノベルというより、私の中では日曜劇場。
ベテランの俳優が、これでもか！という渋い演技をしているかのような安定感。
わかりやすい「甘い台詞」や「ざまぁ」はないのに、随所に織り込まれる心地よい話の運び。
書く側である私にとっては羨ましい感じもあります。
読み専さんにとっては、読み応えのある作品なのではないでしょうか。
これからも楽しみにしてます！