第八十話 素敵で素晴らしい女性達
『ペーターには本当に助けられています』
『フローリアンの言う通りね。本当に感謝をしているわ』
『え、えへへ。フローリアンとハイディにそう言ってもらえると嬉しいな♪』
私が
『やはり警備隊に逮捕された詐欺犯は、天から根元魔法の素質は授かったものの、教育や訓練を受けてはいませんでしたか』
溜まり場となっているペーターの部屋には、私達学友の三人の他にも同い年のコレットも居ますが。ペーターは専属侍女でもあるコレットが淹れた紅茶を一口飲んでから頷きまして。
『うん、その通りだよフローリアン。遠い御先祖に
私は父方の祖父が
『ハイディの望み通りに、自由に活動出来る拠点をペーターのお陰で得られましたが、見に行きますか?』
私の問いにハイディは数日振りに晴れやかな笑みを見せまして。
『ええ、他者から干渉されずに活動出来る拠点を得られて本当に嬉しいわ♪』
女性だけのエミリーさん三人家族に救われて、ハイディという異性の学友を得ていなければ、私は女性不信に陥っていた可能性が極めて高いと思われますから。素敵で素晴らしい女性達に心から感謝をしています。
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