12/30 マイブームは殺し屋もの


 ちょっと前から、殺し屋関連のフィクションものにハマっています。

 きっかけは、映画の『ブレット・トレイン』の公開が差し迫ったことでした。伊坂さんの小説『マリアビートル』が原作のハリウッド映画で、原作の方を先に読んでいたのと、ハリウッド俳優の中で一番ブラッド・ピットが大好きな私は、絶対に映画館で見ようと誓いました。


 10月、映画館で『ブレット・トレイン』を見ました。一度、好きな小説の実写映画化を見て、「何かちょっと違う……」とがっかりした気持ちになったことのある私は、異常なくらいにドギマギしていました。だが、そんな不安を吹き飛ばすこと、映画はとても面白かったんです。

 世界一運の悪い殺し屋になり切ったブラッド・ピットのカッコ悪さとカッコ良さ、タンジェントとレモンの絆、木村親子の活躍、プリンスの不気味さとキュートさ、そしてラスボスの存在感……キャラクターも、原作に準じた場面も、買えた設定も、すごくよかったです。最高でした。


 そんなことがあってからか、殺し屋マイブームが、二カ月たというとも過ぎ去りません。今月は、『ザ・ファブル 殺さない殺し屋』を見ました。やっぱり、岡田さんのアクションは最高でした。

 また、殺し屋が主人公のギャグマンガ『殺し屋はスマートウォッチに逆らえない』も最近読み始めて、夢中になっています。こちらは、「死神」とあだ名されるほど最強の殺し屋のXが、スマートウォッチに夢中になり、その設定にふりまされているという内容です。強靭な肉体を持ち、普段はクールなXですが、スマウォが絡むとダメダメになるのが可笑しくてたまりません。


 そんな状態ですので、最近は殆ど殺し屋の話を考えまくっています。

 以前に紹介した、赤毛とマーシー以外にも、うちの子の殺し屋は複数いまして、彼らについて考えてしまいますね。エピソードを書いて、カクヨム上に公開した方もいますが、まだ脳内に留まっている状態の方もいるので、いつか書いてみたいです。




 その流れで、今回の宣伝です。


 「想定外な潜入」

 →https://kakuyomu.jp/works/16817330651305816017


 犯罪者相手の盗みを行う組織に所属する青年・今井は、横溝という殺し屋と二人で、麻薬取引の現場に潜入する。取り引き相手のふりをしていた二人だったが、ちょっとしたことでそれが判明してしまい……。

 はい。Y氏こと、横溝の本格登場です。まあ、実際の初登場は、『殺し屋・埃崎のオカルトな一日』(https://kakuyomu.jp/works/16816452219756085917)の敵役でした。横溝は、特殊な設定なので、主人公向きではないのですが、敵やサポートキャラとしては、非常に使いやすいです。


 こちらの「英会話教室」という組織も、初出は「物騒なドライブ」(https://kakuyomu.jp/works/1177354054888374872)という短編でした。大学生が中心の、犯罪者相手の盗みや詐欺をしている反社会的な組織です。

 「物騒なドライブ」を書いた時に、今井というキャラの真面目すぎる所が、裏目に出そうだなぁと思っていました。そして、彼と横溝が敵地に侵入し、窮地に陥ってしまうという話をぼんやり考えていたのですが、カクヨムコンと「偽教授銃口杯」という自主企画に参加してみようと、考えたのが今回のお話です。


 ちなみに、英会話教室関連の話は、これとはまた別にアップしています。こちらは、タイトルの法則として、「○○な(ここはマイナスなイメージの言葉)××」というのを定めています。この設定、書きやすいので、ちょいちょい増やしていきたいですね。

 アクションがあり、場面展開と説明の多い一作なので、1万文字に収められるかどうかが一番心配でしたが、何とか全部、書きたい場面は書けました。ちょっと描き直したところもありましたが。また、この文は三人称なのですが、「Aはこう思った」という説明を書かないようにして、表情だけで心情を推察できるように意識したので、すごく気を遣う一作品となりました。




 はい。長々となりましたが、今回はこの辺りで。

 もう、2022年もあと一日ですね。その時も、よろしくお願いします。





































 

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