12/26 需要と供給と欲求
拙作を大きく二種類に分けると、ドロドロしていない現代ドラマ系とアクションあり人死にも当然なクライム系になります。
で、この二種類のうち、読めれたり星がもらえたりするのは、現代ドラマ系の方です。いや、正直、母数が少ないので、五十歩百歩ではあるのですが、そういう傾向があります。
数年前の話ですが、エゴサーチした時に、「ほのぼの系短編」をよく描くという評価を見かけました。こちらは、私にとって大分意外な一言でした。
いや、確かにほのぼのを書くのは好きです。逆に言えば、どろどろした話は、あまり思いつけない脳みそだということでもあります。
ただ、それだけではないよと主張したくなります。初期の頃でも、『日常キリトリ線』という短編集で、「物騒なドライブ」(https://kakuyomu.jp/works/1177354054881796766/episodes/1177354054885489222)という犯罪系な話も書きましたし。モブがバタバタ死ぬなんちゃってマフィアものの「ベッドで機関銃」(https://kakuyomu.jp/works/1177354054892084627)もありますし。
あと、化物が出てくるホラーも、人が怖いみたいなホラーも、ちょいちょい書いています。「おおーい おおーい」(https://kakuyomu.jp/works/1177354054888097974)とか、「無言と化物」(https://kakuyomu.jp/works/1177354054934981712)とか。
うぬぼれは承知ですが、どちらかと言えば、私は現代ドラマを求められているのだと思います。書いていて、反響や手応えがある方は、現代ドラマの方なので。
ただ、クライム物をどうしても書きたいという欲求が出てしまうんです。というより、思い付いてしまったら書き出してしまうんです。あまり求められていなくとも。
まあ、アマチュアですし、そこら辺は気楽に構えても良いかなぁと思いますね。もちろん、クライム物で注目されて、面白いと言ってもらえるのが一番なのですが。
商業作家の名前を出すのは恐縮ですが、理想は伊坂幸太郎さんと吉田修一さんです。ヒューマンドラマも、ミステリーも、ノワールも、純文学も、エンタメも、いろんなジャンルを書きながらも、一定の評価を貰えている、そんな状態が作家として最強だと思います。
さて、今回の進捗を。
殺し屋の話の続きを書いています。第二場面まで入りました。結構文字数が膨らんできて、一万文字以内にまとめられるかなぁと不安になっています。
執筆中は、『ブレット・トレイン』のサントラを聴いています。
作品のイメージに近い映画のサントラを選びました。やっぱり、テンションも上がりますからね。
はい、今回もこの辺で。また次回。
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