第二回 世界が終わる頃に食べるおいしいご飯は、きっと何割増しかでおいしいよね

 こんにちは、白木犀はくもくせいです。


 さてさて、この終末世界推し語りエッセイも第二回を迎えました。今回のトークテーマは、「実際に住んでいる世界が終末世界になったら」です。


 これを読んでいる貴方は、もしかしたらこう思っているかもしれません。これだけ終末世界が好きな白木犀は、きっと現実の世界が終焉を迎えることになったら、大喜びなんだろうなあ、やばいなあ……と。


 結論から言いますと、真逆です。


 現実の世界は、めちゃめちゃ終わらないでほしいです!!!!!(どーん)


 え、いやだって、私まだまだ、人生においてやり残したことだらけなのですよ。来週世界が終わることになったら、まず小説家になるという夢が崩れ落ちるじゃないですか。ヒャウーですよ〜!


 それに、自分が死ぬのは勿論嫌ですが、ご縁のあった人たちを始めとして、他の人が死んじゃうのもかなり嫌ですしね。あと追っているラノベや漫画でまだ完結していないものが割とあるので、それらの最終巻を読みたいですしね。まあ、理由を挙げればキリがないのです。


 という訳で、終末世界は大好きですけれど、実際に生きている世界が滅ぶことになったら、多分号泣ですね……。めっちゃ泣くと思います。終末世界好きとか言ってごめんなさい〜って思うと思います。


 ところで、今はそうやって考えていますが、高校一年生くらいの頃は、地球が終末世界を迎える想像をするのが好きでした。(急展開)


 高校の教室の中、自分の席に座って窓の外を見ながら、こんな感じのことを考えていました。



 突如として地球に侵略してきた、異形の生命体。それによって、町は大混乱を迎えていた。異形の生命体に襲われ呆然としていた私は、刀を持った長髪の美少女に助けられる。そうして、二人の物語が始まる――



 うーん、改めて文字に起こしてみるとあれですね、ちょっと遅めの厨二病を迎えていますね、高校一年生の私。ファンタジー系ライトノベルを読みすぎていたのかもしれませんね……(お茶をすすりながら)


 というような想像をしてはいたんですが、高校一年生の頃に世界が本当に終わり始めたとしたら、昔の私は号泣だと思います。結局泣きます。(ブレない!)


 そういえば昔聞いたんですが、実際には起こらなさそうなことを起こると仮定し、想像するときって、不思議な楽しさがあるんですよね。この世界が終末世界にならなさそうだからこそ、「もしも」を考えて過ごすことが好きなのかもしれません。


 さてさて、ここまでの内容をまとめると、「白木犀は終末世界オタクだが、現実が終末世界になったら泣く」でした。改めて文字に起こすとなんかどうしようもないですが、事実なので仕方ありませんね!


 ここからは、仮に近いうちにこの世界が滅びるとなったらやっておきたいことについて、考えてみようと思います。


 時折「最後の晩餐には何を食べたい?」的な質問が見られることからもわかるように、終わりが訪れるということは、特別性を生み出すのだと思います。普段過ごしている日常でやりたいこととは、幾らか異なってくるはずです。


 それでは、一つずつ挙げてみましょう。


 *・*・


①大切な友達に会う。


 世界が終わる前に、友達には会っておきたいところですね〜! 高校を卒業してから、進学の関係で物理的距離が離れてしまった人もいるので、その機会に会いたいところです。世界が終わっちゃう雑談をしながら、過去のなんやかんやを振り返りたいところですね。



②おいしいご飯をどかどか食べる。


 普段の生活では、余り太らないようにご飯の量を気持ち調整しながら生きているんですが、世界が終わるなら多少太ったっておっけいおっけいです。お金も大事なので高いご飯はたまにしか食べませんが、世界が終わるなら多少散財したっておっけいおっけいです。


 ところでふと思ったんですが、世界が終わるとなると、レストランとか営業しなくなる気がしますね? うーん、おいしいご飯が遠ざかっていきました……(かなしい)



③恋愛的なことをする。


 挙げてみたはいいものの、掘り下げるのが若干恥ずかしいので、掘り下げないことにします。(自由!)



④夜に花火をする。


 以前書いた小説で、明日世界が滅びる中、女の子二人が線香花火をする――というものがあるんですが、これ、やりたいですね。終わりゆく世界の中で花火をするの、とても憧れます〜! きっとすごく綺麗なんじゃないかなあって思います。



⑤小説を書いておく。


 世界が終わる前に、総まとめ的な感じで一作品書いておきたいですね。内容は終末世界とリンクしている感じのやつがいいです。もしも書いた作品が、終末後新しく発達した文化の誰かによって拾われたら、過去の文化の一部として解読とかされちゃうかもしれません。わくわくしますね〜!



⑥家族と過ごす。


 長い時間を共にしてきた家族と、やっぱり過ごしたいところですね。星空とか見ながら、こんなことがあったよね〜、とぽつぽつ語りたいところです。エモいですね!


 *・*・


 やっておきたいことは、そんな感じですかね。いざ挙げてみると、意外と日常生活の延長線上みたいな感じのラインナップになりました。そう考えると、やっぱり平凡な日常こそ、愛していかなくてはいけないのかもしれませんね……(美しいまとめ方)


 ではでは、ここまで読んでくださり、ありがとうございました〜!



【次回予告】


「どこで終末世界養分(何それ?)を補給しているかと言われれば、答えは一つ。創作物の中です!!!!!」


 創作におけるどのようなモチーフが、終末世界と相性がいいか悪いか考えていくよ! 一体どんなモチーフが登場するか今のうちに考えてみると、クイズができるかも〜!


 次回、『第三回 終末世界と白米の、驚くべき関連性とは?!』もよろしくね!

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