ありふれた秘密と譲れない大事なもののお話

人に言えないような秘密というのは、大なり小なりあると思います。
そしてそれがトラブルや問題につながってしまうことも、我々にだって無いとはいえない。
それでも秘密は秘密なんですよね。
明かせない事、明かせない理由っていうのは、その人自身の生き方やあり方に連なるものですから、大事になったってそう簡単にぶちまけられるもんじゃない。

抱えた秘密に傷ついて苦しんで、傷つけて苦しめて。
読んでいるほうもなんだか胸の内が引っかかれたような気持ちになって。
それでも前に進む姿に、なんだか救われた気がします。

心からオススメできる作品です。
是非。