　黒い缶。粘性の高い黒いインクがたっぷりと元は白い缶に垂れているようなデザイン。

　中央を上半分が楕円の区画で囲み、いちばん目立つ場所にはtinteの文字。

　これが種類かなと思ったら、初めて大きな文字が別の意味でした。tinteはインクの意味らしい。

　そして、ブランド名かと思ったSchwarzeは黒。

　なるほど、黒インクっ！

　ロゴマークもインク瓶にペンを付けているところです。

　中身が黒ビールだから？

　缶の裏側の小さな文字で書かれているのは、ビールやワインを扱うお店みたいで、このビールの詳細はよくわかりません。

　そうするとちょっと困ったことが……。

　シンプルにSchwarze Tinteで検索すると、ドイツ産黒インクがずらっと出てきてしまいます。

　違う、違うのよ？

　検索条件を足すと、やっと欲しい情報が出てきてくれました。

　Dietrachinger醸造所で作られているらしく、フェイスブックのページとサイトを発見。

　オーストリアの民間企業で、所有者の方の自宅の別館にある醸造所みたいです。

　ご自宅の井戸の水で醸造しているそうですよ。

　これまでとは違い、お店をやっているかんじではないのか、田舎の民家っぽいです。

　フェイスブックの記事にはおちゃめなおじさまが大きく口を開けて、仕込み釜と一緒に映ってる写真が載っていました。

種類　STOUT　黒ビール

アルコール度数　6.2%

（たぶんエール）

　黒っぽい暗褐色。

　最初に黒ビールらしい甘みがきて、旨味と風味が口に広がります。

　サイトによるとココナッツの香りらしい。うーん……、美味しいけど判別が難しい。

　ローストしたモルト由来か小麦感があると家族が申しておりました。

　後味に甘さが残るのですが、くどくなくすっきりしていました。

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

新規登録で充実の読書を

マイページ: 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる; 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める; フォローしたユーザーの活動を追える
通知: 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴: 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい