12月16日 色々なグラス
ドイツのグラスには目盛りがついているそうですよ。
グラスの上の方にある目印は、泡を覗いて提供するべき量を示していて、そのラインを下回ると法律違反になるのだとか。
量を測ろうなんて思ったことがなかったので、なんだか感心してしまいます。
グラス自体もジョッキに限らず、色々な種類が使われているようです。
せっかくなので、いくつかをご紹介させていただきます。
まず、定番のビールグラスは、上を少し絞った取っ手のないグラスだそうです。
この絞りのお陰で泡がこんもり盛り上がります。
次にジョッキ。
日本の居酒屋さんでもよく見るもので、ドイツでも広く使われています。ラガーに向いたグラスで、一般的な容量は〇.五リットルですが、それより大きいものも小さいものも使われます。
特にオクトーバーフェストの定番は1リットルジョッキ。
オクトーバーフェストに限らず、ミュンヘンのビアホールでは定番のサイズですが、北ドイツ(というかミュンヘン周辺以外?)では滅多に見かけないそうです。
一リットルなんて飲みきれるかな、としなくても良い心配をしてドキドキしてしまいます。
一リットルジョッキがどんどん運ばれていくところは壮観でしょうね。
他に、ラガーに向いているグラスとして、ピルスナーグラスが挙げられます。
柄がついていることも多い、細身で綺麗に泡が立つグラスです。
ドイツ北部でピルスナーを頼むと〇.三リットルくらいのこのグラスで出てくるそうですが、南部では量を少なく頼んだときくらいしか使われないそうです。
グラスにも土地柄が出て面白いですね!
細身なグラスとしては、ヴァイスビアグラスもあります。
その名の通り小麦ビール用のグラスで、曲線を描くように下がくびれた形をしています。泡が綺麗に立つのが特徴で、細かい泡立ちのビールにぴったりのようです。
最後に面白い地方のビールをご紹介します。
ケルン地方のケルシュは上面発酵酵母を低温で醸造したビールで、〇.二リットルのシュタンゲ(棒)と呼ばれる小さなグラスで提供されます。
どんどんおかわりを持ってきてはコースターに線を引いていく提供方法で、ごちそうさまのときはグラスにコースターを載せるんだそうです。
(デュセルドルフのアルトというビールも同じような提供方法をされていて、こちらはケルシュより太めなグラスを使うようです)
一リットルの大ジョッキにしろ、小さなグラスでどんどんおかわりにしろ、ビールが好きなのがすごくわかりますね。
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