12月11日 ★四缶目 Kurpfalzbräu Kellerbier
くすみグリーンの缶。
ベージュで大きく細く四角の枠組みがあって、中央より少し下、水平に文字入りの黒ラインが引いてあります。
缶の上部にはちょっともこもこした白抜きのデザイン文字でKURPFALZBRÄUと醸造所の名前が書かれています。
黒ラインの上には、ブランドの紋章が描かれています。
紋章の模様は細かくて、遠目からだとよくわかりません。
鹿の描かれた盾の上に甲冑の騎士のヘルメット、被っている小冠の中からもさらに鹿が出てきています。
騎士の胸と後頭部あたりから盾の左右をたぶん植物が装飾しています。
紋章も調べてみるときっと楽しいのでしょうね。
黒ラインの下は白塗りになっていて、くすみグリーンでKELLERBIERの文字が書かれています。
Kurpfalzbräuはバーデン=ヴュルテンベルク州(ドイツ南部・バイエルン州の西側)のハイデルベルクにある醸造所。
ピンクの外壁が印象的な建物で、内装は可愛いカフェのよう。
え? あれ? 間違えてない?
くすみブルーの柱、電飾のような照明、カフェっぽい椅子やインテリア。
白い壁には黒っぽい額縁に入れられた写真がたくさん飾られています。
おしゃれな雰囲気のブラックボードには大麦とホップ、ビールを掲げたおじさまが。ちゃんとブランド名も載っていて間違ってなさそう!
本当はカフェなんじゃないかと何度も何度も確認してしまった醸造所でした。
・ GERMAN-ST. KELLERBIER ドイツ式のケラー
・ アルコール分 5.0%
ケラーは地下室の意味らしいです。
冷蔵設備が整っていない時代は地下室で製造や貯蔵を行ったらしく、なかでもこのビールは出荷直前のビールをタンクからそのまま出したようなものだそうです。
濾過も低温殺菌もされていないラガー。
かつては、マイスターしか飲めなかったとか。
ホップの苦味が高いらしいです。
オレンジよりの黄色。泡立ちは良く、粗めの泡。
苦味があるけれど、思ったほどではない?
あっさりしてるのに、苦味のあとにほんのりとトロピカルフルーツ感のある風味がふわっと広がります。
濾過していない酵母由来のビタミンが豊富らしいのは関係あるのかな。
スパイス感があるらしいとも聞いたけど、あえて言うなら胡椒っぽい風味を少し感じるかも?
後味は少し苦目な気がします。
缶の底に残った液をコップに移したら思った以上に白濁していてびっくりしました。
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