第2話


 俺は早川 蓮華はやかわ れんげ高校1年のDKだ。今俺には悩みがある、それは俺が悪になって誰かに殺されるのではという予感。今の科学全盛の時代にこんな事を考えるのはおかしいとは分かる。分かるのだが何故かそう確信があるのだ。もちろんのことだが証拠もある、あの死んだ人物が使っていた黒いオーラを使。試してみた感じ覚えたてで威力もそこまでだったのだが、応用力は凄かった。オーラを固定して武器を型どるのではなく物質として生成出来たのだ。質量エネルギーの保管?だっけそんな感じの法則ガン無視の能力で驚いたよ。



 まぁ実験は今してる最中なんだけど。とある問題が発生した、場所に関係した事なんだけど……まず、今俺はどこにいるかっていうとサハラ砂漠にいます。何故サハラ砂漠?と思うだろう、奇遇だな実は俺もそう思ってるんだ。オーラ……言うのメンドイし魔力とでも言おうか。魔力で何が出来るか住んでる地域にあった廃ビルの中で試していたんだけど……なんか某アニメに出てくるどこでも行けるピンクの扉の真似が出来たのだよ(形一緒ではあるけど色は赤色だった)おそるおそる扉を開けたら、砂漠な上一方通行だったって話なのだよ、ちなみにサハラって砂漠って意味なんだって。現実逃避をちょくちょく挟みながら現状を確認して俺が思ったことはただ一つ

 「どーしろって言うんだよー‼︎‼︎‼︎」ぴえん


 サハラ砂漠に来てから1時間後

「意外に過ごしやすいかもな。」

 魔力で暑さを防げるし水も作れる、砂嵐が起きやすいことを抜けば春休み中の日本より過ごしやすい。ゲームや漫画とかの娯楽はないけど……

 「あー魔法的なので家に帰れねぇかな〜」

 そう願った瞬間、目の前の景色が砂漠から自分の部屋に変わった。

 「……マジィ〜?」

 そう気の抜けた感じで俺は言ってしまった。




 翌日

 検証結果、俺TUEEEEは出来ません。現状で俺が出来るのは転移、武具生成、飛行、回復だ。転移は攻撃に転用不可能だろうし、空飛んでどう攻撃すんの?回復はーうん攻撃の逆だね。生成した武具はレパートリーが少なかったり強さがAKよりは強いかも?くらいという散々なレベル。身体能力はかなり上がったが立体機動は上手く出来ないし、壁走りも出来ない。俺が求めてるのは白いオーラを使う人物に勝てるくらいの強さだからな、まだまだ強さが足りない。敵がどんなやつかも分からないのに鍛えていくのはいいんだが、強くなるほどに自分がめっちゃ弱いかもと思ってしまうのは俺だけかな?比較対象いないから分からないんだけど。



 あと検証中に分かったことは、魔力が無かった時に気づけ無かったものに気付けるようになったのが1番の収穫だってこと。例えば小型のモンスターとか見えるようになった。ゴブリンとかスライムとかのファンタジー感があるやつではなく、空を走る猫とか地面から湧いてきた犬とか、めっちゃかわ……現実には有り得ない力を持ってるやつだった。振り返ると、なかなかにかわい……ファンタジー感はあるけど。

 しかしながら、俺みたいに科学では証明不可の事象を扱える人は見つけられなかったのは、残念だったな。夢で使っていた人物は2人だった事と実際に能力を俺が使えた事から、俺1人しか能力を使える人がいないなんて事はないとは思うんだけどな、やっぱ秘匿してるとかか?うーん、そこら辺詳しそうなアイツにでも聞いてみるか?いやでもアイツまだ宿題手つけてないって言ってたな……邪魔したらアレだしら学校始まってからにするか。学校が始まるまでの10日間である程度、能力の把握をして学校が始まったら情報の収集かな?ひとまずの目標はこうしておくか。


 早川蓮華 この時なの彼は高校にてthe主人公とヒロインズに巻き込まれることを露ほども思ってなかった。

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