第6話

「今日は201号室だね」

 大家さんを訪ねて、鍵をもらって部屋に向かう。階段はマンションの外の様子が見えるようになっていた。もう夜なので星が見えるかと思ったが、星があるはずのところには暗闇があるだけだった。このマンションは住宅街に位置しているらしい。周りには多くの家が立ち並んでいた。

 部屋に入る。昨日と同じ構造の部屋で、ベッドと冷蔵庫しかない。何も荷物は持っていないし、他にやることもないから、さっさと寝てしまおう。そう思ってベッドに横になるとすぐに眠気が襲ってきた。

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