第5話 アバター作成 設定・用語集
BORDERLESS
~進化したVRMMORPGで何故か私が最強になっています~
第5話は「アバター作成」でした。
以降の説明がわかりやすくなるよう、用語説明を先にします。
<用語説明>
■ アバター
英語のAvatarに由来する言葉で、自分自身の分身のことを指します。
ゲームに限らず、仮想オフィスなどで動かす分身も同じアバターです。
■ VRFPSゲーム
VRは仮想現実のこと、FPSは主人公視点で操作するシューティングゲームのことで、First Person Shootingの頭文字が採用されています。
主人公の後方視点で操作するシューティングゲームはTPS(Third Person Shooting Game)と呼ばれています。
<設定>
■ キャラメイク
ヘッドギアを装着しているだけなのに全身がスキャンされる――という異次元の技術は登場しません。また、LGBTQへの配慮もあって、現実世界の性別を強制する仕組みはないので、アバターを作るキャラメイク作業は自由度が高くなっています。
また、現実世界の顔写真をアップロードしてアバターに適用することや、声を解析してアバターに適用することが可能になっています。
■ 職業
第4話の種族説明にあったとおり、職業には戦闘職と生産職があります。
プレイヤーは最初に一次戦闘職に就きます。一定の条件を満たせば、二次戦闘職に転職できます。
また、一定の条件を満たすことで生産系の職業に就くことができます。生産系の職業については第2章以降で登場しますので、ここでは戦闘系職業のみ説明します。
一次戦闘職は大きく6つの職業に分類されます。武器類は職業に応じて選択します。
1. ファイター(前衛)
高い物理防御力と体力を持ち、MOBからの攻撃を盾や武器で受けながら敵視(ヘイト)を集め、アタッカーやウィザード、ハンターが攻撃しやすいように戦う職業です。
剣と盾、片手斧と盾、槌と盾、大斧(両手斧)、大剣(両手剣)などの武器を選ぶことができます。
2. アタッカー(前衛)
高い攻撃力を持つ近接系の戦闘職です。攻撃力は高いのですが、物理防御力はファイターほど高くはありません。
ファイターが盾や武器を用いてMOBの敵視を集めている間に、高い攻撃力でMOBにダメージを与えることが得意な職業です。
槍、槍斧、短剣、ナックルなどの武器を選ぶことできます。
3. スカウター(中・前衛)
索敵やトラップを見つけることを得意とする近接系の戦闘職ですが、攻撃力、防御力も高くはありません。しかし、敏捷性(AGI)や器用さ(DEX)が高く、迫りくる攻撃を回避しながらカウンターや弱点を狙って戦うのが得意な職業です。
短剣、短弓、鞭などの武器を選ぶことができます。
4. ハンター(後衛)
長弓を得意とする中長距離系の後衛職です。攻撃力、防御力も高くはありません。しかし、器用さ(DEX)が高く、遠距離から弱点を狙って戦うのが得意な職業です。
後衛型のスカウターという説明が最も近いかもしれません。
武器は長弓や短弓、スリング、ブーメラン等を使用できます。
5.ウィザード(後衛)
魔法を得意とする中長距離系の後衛職です。物理的な攻撃力はありませんが、魔法による破壊力はアタッカーの数倍のダメージを叩き出します。
但し、物理防御力が低いのでファイターのヘイト管理能力によっては、MOBからの攻撃を受けてやられることがあります。
武器は魔法杖(片手・両手)を使用できます。
6. 僧侶(後衛)
回復系、支援系魔法を得意とする後衛職です。身を守るため物理的な攻撃力、物理防御力は後衛職の中では最も高く設定されています。
武器は錫杖、棍棒、盾とメイス等の打撃系武器、ナックル等を使用できます。
※ 僧侶だけが日本語表記になっている理由
他の職業が英語なのに、僧侶だけが日本語になっているのは最適な言葉がないからです。
僧侶を意味する英単語はmonkですが、二次職でモンク(格闘家)や白魔導師が出てくるので使えないし、Bishop(司教:ビショップ)やPriest(聖職者、司祭、牧師、神父:プリースト)はゲーム内の宗教の関係で使用するので使えません。
そこで、仕方なく僧侶という日本語を使用しています。
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