第6話 チュートリアル 設定・用語集

BORDERLESS

~進化したVRMMORPGで何故か私が最強になっています~


第6話は「チュートリアル」でした。


<設定>

■ チュートリアルについて

本文にあるとおり、チュートリアルは基礎編、応用編、実践編の3つです。アオイは簡単に終わらせてしまいましたが、VRの中とは言え、パルクールの経験がない人にやれと言ってもできるものではありません。

ではアオイはなぜ簡単に応用編を終わらせることができたのか、そこがこのお話のキーになってきます。


▶ 基礎編

VRの世界で立つ、座る、走る、止まるなどの基本的な動作を正しくできるようになるためのトレーニングです。

また、声を出すときに現実側で声を出さずに話す練習なども含まれます。


▶ 応用編

基礎編で身体の動かし方を覚えたプレイヤーが、VR世界ならではの動きを覚えるためのトレーニングです。

アオイはスカウターなのでパルクールのような動きが主ですが、プレイヤーのアバターが持つポテンシャル――素早さ(AGI)や正確さ(DEX)、力(STR)、体力(VIT)、知力(INT)、精神力(MND)の値にあわせ、AIが調整しています。実際には、個々のアバターの持つポテンシャルの8割を引き出せるプレイヤーなら合格するように設計されています。


▶実践編

プレイヤーはここで初めて自分の武器を選びます。

スカウターの場合は、ナイフ、ナックル、ウィップ等が選べます。

チュートリアル実践編を受けなかった場合、キャラクター作成の終了前に武器を選びます。




■ 武器とスキルについて

一般的なVRMMORPGでは武器や職業に応じた攻撃スキルのようなものが用意されていることが多いのですが、アルステラには存在しません。


例えば一般的なVRMMORPGに登場する「スラッシュ」というスキルで考えてみます。


スキルを使うと念じるなり、声を出すなりすればスキルが発動し、身体がプレイヤーの意思とは関係なく勝手に動くことになります。


これは、プレイヤーの意思で自由に動かせるアバターの身体を、スキル発動時だけとはいえゲームシステムが乗っ取るような形です。


乗っ取られる側の人間は、自由を奪われたと脳が認識して拒絶反応を起こします。


そのため、アルステラでは攻撃スキルの実装はされていません。


決められた動きをすればスキルが発動する仕組みにするという方法がありますが、練習なしでモンスターを相手にするのは非常に厳しいのでアルステラでは熟練度が上がれば単純にダメージが大きくなるていどに収める予定です。

一方、魔法は呪文は必要ありません。また、機械精霊に依頼しても発動してくれます。


この作品は近い将来、本当にこうなるだろう、こうなればいいなという夢を込めて書いています。非現実的なもの、実装すると有害なものは実装する予定はありません。ご容赦ください。

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