第6話

「わからないわけないだろ。お前、無理して結婚したんじゃないのか?誰かと比べて」


「なにそれ!ないから!つーか、あいつまじムカつくしうざいし、ブスだし、身長俺より高いし?まず年上とかありえないんですけど?」


「え?」


「ありえないのに、なんでか結婚してくれとか言ってめんどくせーことになった。別にもういいけど」


「へ、へぇ?お前その人にも文句言える?」


「いつも言ってるけど?あのやろ勝手に家に住むし、どうかしてんだよ」


「へー、足助は見栄はってないな。ならよかった」


「なにそれ」


「いいとこ見せようとか、余計なこと考えないでいれんなら、よかったな」


「…さぁね」


「で、足助。お前…キスとかしてみた?…いや、一応さぁスキンシップ的なのはやってたほうが今後の…」


「やってるし!バカ!」


「なに怒ってんだよ」


「どーせ、細川くんだって俺ができないって思ってたんだろ?ふーんだ、できるし。子供もうできたし」


「は…待て、どういうこと?え?お前最近…」


「あーもー!最近だよ。それのなにが悪い?」


「…いや、長く付き合ったやつとはそうはならなかっただろ?なにが違う?」


「あー!うるさい!みどりはそういうことばっかり考えてる変態野郎だよ!俺はそれなのに受け入れてるとか、もう、俺もよくわかんないの!」


「…名前呼び?」


「うるさい!もう切る」


恥ずかしいこと言ったかも…最悪〜

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