第65話 楽しそうなジュリエットさん
「リリアン姫様も英雄化したいんですか?」王宮内の
「ああ、アルヴィンさんですか……。私昨日の夕食後から
「まわりでたおれてる人たち半分ぐらいおじいちゃんおばあちゃんですけど、なんでこんなことになってるんですか?」
「いつ英雄化してもおかしくない魔力の層18層以上が、おじいちゃんおばあちゃんと不老の薬を飲んだ人たちだからですよ?」と言ってリリアン姫は、お付きのメイドさんにわたされた飲み物をごくごく飲む。
「え? リリアン姫様もですか?」
「いえ! 私はコネです!」飲み物で元気になったのか、リリアン姫が元気に答える。
「ああ、そうですか……」
「そういうこともあるよね!」とリリオーネ。
王宮内の
「フィリオーネさん!リリオーネさん!フロレーテさん!じゃまにならない
「「「しょうがないわね~。あたしも知りたかったし良いよ!」」」とフィリオーネ・リリオーネ・フロレーテが、ジュリエットさんたちのまわりに飛んでいき
先頭を飛んでいるのはロロなのだがルルが方向転換するとルルを視界に入れた状態で先頭を飛ぶようにしているので、今狙われているのはルルなのだろうか?
そう思ってみてみるとルルは、ルイーズさんを視界に入れた状態で後ろ向きに飛んでいる。
ロロは、そのルルとエマさんを視界に入れるように後ろ向きに飛んでいる。
エマさんとルイーズさんはメイド服ではなく首だし全身タイツ風
それも
ルルが90度方向転換した所でジュリエットさんの視界に入り、ジュリエットさんは見えない空中の足場と壁を使って三角飛びでエマさんとルイーズさんを振り切りルルに迫る。
そこでルルの後ろに
その間にルルは大回りに方向転換し距離をかせいでいたが単独行動だったので、あっという間にジュリエットさんに追いつかれ空中の見えない足場と壁を使った三角飛びであっけなくつかまる。
そしてジュリエットさんは、ぼくの方に空中を走って近づいてくる。
「ひさしぶり! アルヴィンちゃん!」
「ひさしぶりって、まだ1日ですよ? それより今のエマさんとルイーズさんとロロとルルの、魔力の層の数ってわかりますか?」
「エマちゃんとルイーズちゃんが22層! ロロちゃんとルルちゃんが19層だよ!」
「エマさん2層もあがったんですね!」
「そう! 全員18層以上だから、いつ英雄化してもおかしくないんだよ!」
話している間にまわりをエマさんとルイーズさんとロロとルルにかこまれて、ジュリエットさんはルルを正面にするように位置取りをする。
それによってジュリエットさんの右手側にエマさん左手側にルイーズさん、正面の手の届かない場所にロロとルルがジュリエットさんの両手を広げたより広く離れてタイミングを見計らっている。
ジュリエットさんは右手でエマさんのジュリエットさんの手を
そこにロロとルルが上下左右たくみにおたがいの位置を変えながら近づきそれぞれ加速してロロはジュリエットさんの顔面に突撃しルルは地面すれすれからジュリエットさんの足に突撃していく。
そこでジュリエットさんは左右のエマさんとルイーズさんの両手を
「
「あす休み何で、あさって来ますね!」
「りょうか~い!」ジュリエットさんは、楽しそうに数を10かぞえだした。
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