第66話 血と汗と
休日の早朝ぼくが朝食(母乳)を飲んでいると、
「リリアン姫さまには、雨は関係ないんですね……」
「アルヴィンさんは、雨きらいなんですか?」
「雷が
「ですよね! 雷カッコイイですよね! そんなアルヴィンさんにプレゼントを持ってきました!」と言ってみかん箱ぐらいの大きさのプレゼント
「開けてもいいですか?」
「もちろん! もうアルヴィンさんのモノです!」
プレゼント
プレゼントの箱を開けると中には、使い古しでところどころ血のついた
ぼくは何も言わずさっきの
「
「いえ! 血のついた
「何でですか! こんなの何に使うんですか!」
「え? ちょっとまってくださいね?」と言ってリリアン姫は、血のついた
「まあ、かっこいいかもしれないですけど……。血のついた
「何でですか! 私は病気にかかっていないので、
「
「そうですか……。今日は血のついた
「それよりこの血のついた
「
「え? その魔剣って、敵の血とかも好きなんですか?」
「いいえ? ゴブリンを切った後剣についた血は吸収されてキレイになりますが、ゴブリンの死体に剣を刺してもゴブリンがミイラにはなりませんよ?」
「そこは健全な魔剣なんですね、でも今日はゲームじゃない方がいいですか?」
「いえ、
そして両手持ちにした見た目普通のロングソードをリリアン姫は中段にかまえると、リリアン姫の普段8層の魔力の層は17層になっていた。
「それって、魔剣にあやつられたりしないんですか? 魔剣が持ち主を、魔力の層で強化してるんですよね?」
「持ち主をあやつる魔剣もありますが、この魔剣は
「でも誰が、妖魔剣
「ダメですか? 私の付けた名前……」とリリアン姫が妖魔剣
リリアン姫と妖魔剣
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