エピローグ
私も彼女よりは先輩だけど、それでも精霊としては生まれたばかりだったから、山奥で何年かを過ごしてから二人で神様の
「汗を
「はぁい、
私達はコタツから出て、浴室へと向かう。服は着てなかったから、そのまま二人で中へ入る。狭い浴室なのだが、それでも二人で、立ってシャワーを浴びるくらいは可能なのだ。
冷水シャワーが降り
夜は彼女が私に
そんな私が
外国の事は良く知らないけど、日本のサンタクロースとしては、私は
今年の私は、冬の戦地へ行く事を志願した。そこへ暖房器具を届けるのが仕事。家を壊され、電気も使えない場所に子供達が居る。そこに少しでも支援をしたかったので。
従者である彼女は、私の事を
現地で危ない目に
「じゃ、仕事に行ってくるね」
「うん。私もダンスのトレーニングがあるから、途中まで一緒に行こう?」
今日も一般事務職である、私の仕事が待っている。クリスマスの大仕事は、まだ少し先。世の中には公認サンタクロースという人々が居るそうで、その報酬はゼロだそうだ。その理由は、何となく分かる気がする。精霊である私達は、職業に
ただ神様からの贈り物を運ぶだけなら、それこそドローンでも可能なのだろう。何も知らない
『日本から
「あ、大家さん。おはようございます」
「おはよう……ございます……大家さん」
「はい、おはよう。今日も、二人とも
日本産のサンタクロースである私は、トンチンカンな存在なのかも知れない。日本のクリスマスは十二月だけど、今年に行く国のクリスマスは一月の
私を甘く見てもらっては
「じゃあ、ここで。仕事帰りに、時間が合ったら一緒に買い物に行こうね」
「うん。ダンスのスケジュールが
私達は分かれて、それぞれの方向へ行く。
これまでも、これからも 転生新語 @tenseishingo
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