降り積もる雪

ハナミ

第1話雪空

体中が痛い

軋むように

喉も痛い

泣きすぎて

ふわふわ空から落ちる雪手を伸ばしてみる

初めまして

私はあなたのママ

フェム

本当に小さな天使

1キロもない体でベッドで一緒に眠る

可愛い

毎日夢の中

にいるみたい

ふわふわ空からの雪

フェムと私と私の子供

貴方は

不思議な猫

父親のように

子供達を守る

元旦那より

子供に善悪を教えてくれる

私が夜中

メソメソ泣くと

そっとそばに

いてくれる

黙って

そして

私のそばにずっと一緒にいてくれる

ふわふわの雪

夜中二人で

フェムは

茹でささみ

私はカフェ・オ・レ

子供の寝顔を見ながら

フェムの健康チェック

そして

子猫に帰る

ベタベタに甘えるフェム

可愛いくて

子供には

父性を与えていたフェム

あれからどれくらいの月日

フェムが私にくれたもの

たくさんありすぎて

ふわふわの雪を抱きしめて

1番にくれたものは

責任感

優しさ

熟睡

信頼

私は本当に何重に鎧をきて

自分を演じる

役を決めて

カラーを決めて

演じる

人間は怖い

利害関係とか

陰口とか

本当にしんどくて

だけど

私は心を凍らせる

そして

対応する

そうしないと壊れるから

宝物?ふわふわの雪の中

立つと

子供、猫、友人、

恩師

と広がり

ここまで広がっていったのは

フェムのおかげ

愛情を知らない私に

愛情をくれたのは

フェムだから

ありがとう

フェム

私はフェムに言えなかったこと

世界一私はフェムという猫に

出会えて幸せでした

だけど

あなたが老いて

17年の猫生を終えて

頭が真っ白になった

あなたは虹の橋から

私に愛護活動を教えてくれた

騙されて

騙されて

共同親権の団体も

悪口

陰口

差別だった

不登校も

同じ

愛護団体はここに

被害内容をかいてある

だけど今

この経験が財産になっている

人の痛みがわかるようになった

ありがとうございますと

フェムがいたから

生きてこれた

フェム

今フェムは忙しいよね

フェムは我が家からフェムの所にいく猫が

沢山いて

昨日火葬した

紅葉も

ねぇ

ママね

ぼろぼろになって

対人恐怖になったけど

人と価値観は違うけど

みんな感じ方が違う


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降り積もる雪 ハナミ @muneta

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