第7話 ね、意外とできる子でしょう


 ケージの底でくったりと横たわり動かないネズミを覗き込んで、リンナは人差し指を立てた。隣ではいつになく髪が乱れたアルラスが、疲れ果てた表情でケージを見つめている。

 ネズミは、建物の基礎をかじった咎で殺処分されようとしていたものである。本来なら今ごろ水に放り込まれているはずだったが、現在は呪術で眠らされ、身体の時間を遅らされている。


 そして、その呪いを解くための呪文は、今まさに完成しようとしていた。

 度重なる調整を繰り返して、これで二十三度目の挑戦である。日付が変わってからだいぶ経ち、日の出も近い時刻だ。

 いよいよ大詰めの段階をアルラスが遮ることもなかった。

 夜更けにもなり、景観に優れたホテルの一室からは大きな満月が望める。しかし、風情のある光景に関心を向ける余裕はない。


 動かぬネズミを二人揃って見つめ、ごくりと唾を飲む。小さく咳払いをしてから、リンナは口を開いた。


『対象の身体の時刻を現実の時刻に変更』

『以下の作業は対象の身体に異常が発生した場合すぐに停止する』

『心肺、脳、臓器の機能、内臓筋を現実の速さに変更』


 解呪に失敗するたびに長くなってきた呪文は、既に一ページを超えていた。上から順に呪文を読み上げるリンナを、アルラスがじっと見つめている。


 人差し指で文字列を追いながら呪文を唱え続け、ついに呪文の終盤に差し掛かる。否応なしに緊張が増す。


『……その他のすべての身体機能を現実の速さに変更。身体の時間の正常化を確認』


 ひとつのフレーズを読み終え、リンナはこわごわネズミの様子を窺った。

 ネズミの身体が破裂するだとか萎むだとか、目にも留まらぬ速さで動き出すといった様子はない。手応えはあった。



 リンナはケージの扉を一旦開け、薄い手袋を嵌めた手でネズミの身体をひっくり返した。

 真ん丸に膨れた腹が忙しなく上下しているのを見て、思わず歓声を上げそうになる。

「時間を戻せたのか」

「た……たぶんっ」

 アルラスが身を乗り出した。上擦った声で頷きながら、リンナは震える手で指を鳴らした。


『め……目覚めよ』

 眠りの呪いを解くための定型文である。言い終えるか終えないかのうちに、ケージの中のネズミがぴくりと体を動かした。瞼が上がり、黒々とした瞳に光が宿る。


「わ……!」

 言葉にならない声を上げて、リンナはアルラスを見た。大きく目を見開いたアルラスと視線が重なる。

 机の上いっぱいに積み上げられた資料とぼろぼろの辞書、書いては消しを繰り返して真っ黒になったノートが、ここまでの苦労を物語っていた。


「できました! 解呪、成功です!」

「やったぞ!」

 深夜に似つかわしくない大声を上げ、勢い余って抱き合う。三秒後に正気に戻って離れた。



 気まずさを誤魔化すように、アルラスが大きな咳払いをする。

「さて、騎士団に連絡――」

 腰を浮かせかけて、そこで彼は言葉を切った。なにか問題でもあったのか、と視線を追って、リンナは今日で一番の悲鳴を上げた。


 ケージの中はもぬけの殻だった。

「ネズミがいないです!」

「探せ!」

 有事の際の軍隊くらいの声量で怒鳴られ、リンナは飛び上がった。


 貴様がケージを開けっぱなしにするからだぞ、いや目を離したのはお互い様だ、詰めが甘すぎる、間抜けすぎると口汚い罵倒が飛び交う。

 アルラスがでっぷり肥えたネズミを掴み上げたときには、部屋中は散らかり放題、双方すでに疲労困憊であった。



 ***


 薄らと目を開いた警備員が、困惑したように辺りを見る。

「ここは……?」

 掠れた声で呟いた瞬間、明るい病室に歓声が響いた。「お父さん!」と高い声を上げて、姉弟がベッドに飛びつく。


 医師による簡単な問診が行われ、心身に異常はなさそうだと結論が出る。解呪は無事に成功したらしい。

 事件が起きてから四日目である。大きな声を上げて泣く姉弟と、二人を両腕で抱きかかえる父親の姿を眺めながら、リンナは口元に笑みを浮かべた。



 安堵のあまり膝から力が抜ける。リンナは無言で数歩さがると、壁際の長椅子に勢いよく座り込んだ。人の輪から離れ、両手で顔を覆って深々と息を吐く。

(よかった……)

 ずっと不安でいっぱいだった。得体の知れない呪いを解くのなんて初めてだったし、自分の潔白の証明がかかっている状況で呪文を組み立てるなんて、休まるはずがない。

 

 隣で座面が沈みこんだのを感じて、手を下ろして視線を向ける。アルラスがいつになく柔らかい表情で微笑んでいた。隈を作ったリンナとは対照的に、実に肌つやの良い顔色である。すこし腹が立つ。

「やったな」

「……はい」

 握り拳を差し出され、拳を軽くぶつけて応じた。そのやり取りで、ようやく現実味が湧いてくる。


「――この調子で、とっとと死の呪いを作ってくれ」

 人目を憚るように囁かれ、リンナは曖昧に肩を竦めた。

「私がしわしわになるまでに、間に合うかどうか」

 簡単に安請け合いできる内容ではない。何せ、死の呪いに関する資料は全くと言っていいほど残っていないのだ。自信のない態度で答えると、アルラスが口を噤む。


 膝の上で十指を組んで、彼は言葉を選ぶように視線を上下させた。

「……前言を、撤回しよう。君には無理だと言ったのは、俺の見込み違いだった」

「いえ、もっと酷いこと言ってましたよ。薄ら馬鹿とか、こんな小娘がとか」

「悪かった」


 思いのほか素直に頭を下げたアルラスに、意外な思いで眉を上げる。驚きが先に来て、それから、じわじわと口元に笑みが浮かぶ。

「ちゃんと反省してくださいよね」

 ふふん、と得意満面で胸を張ると、彼は苦い表情になった。


「とはいえ、今回うまくいったのは結果論でしかないからな」

「どうしてそう一言多いんです。人に優しくしたら死ぬ病ですか?」

「もしそうなら、俺は今ごろ慈善事業の神になっている」

「全財産を寄付してそう」

「実は毎日キャンプ生活なんだ」

「あはは」



 病室ということもあり、笑い声もごくごく潜めたものである。

 喉を鳴らして笑っていたリンナは、ふと足元に影が落ちたことに気づいて顔を上げた。背の高い女が、にこりともせずにこちらを見下ろしている。

「イーニル少佐……」

 咄嗟に身構えたリンナに、彼女は目を伏せてしばらく黙っていた。今度は一体なんの難癖だ、と脇を閉めて構える。


 ややあって、イーニルは腰から勢いよく頭を下げた。

「……これまでの度重なる無礼を、心よりお詫び申し上げます」

「え!?」

 とてもではないが、あの刺々しい女騎士の口から出てきた言葉とは思えない。仰天してアルラスを見やるも、彼は『当然だ』と言わんばかりの態度である。

 

「いえ、まあ、状況からすれば私が一番怪しかったですし、仕方ないといいますか……」

 なぜこちらが相手を慰めているのか分からないが、リンナはイーニルに頭をあげるよう合図する。


 顔を上げたイーニルは、神妙な顔つきをしていた。


「解呪に関するご協力に感謝します。……本当にありがとうございました」

 目が覚めた警備員の方を見ながら、リンナは「大したことないですよ」と嘯く。その横でアルラスが物言いたげな顔で腕を組んだ。


 実に尊大な口調で顎を上げる。

「……それで、公爵家の人間に濡れ衣を着せ、解呪までさせた件は、どう落とし前をつけてくれるんだ?」

「ちょっと!」

 思わず強めに肩を叩くが、アルラスはイーニルから目を逸らさない。


「それは……」

 イーニルは言い淀んでしまった。その顔が青い。

 金銭を要求されると思ったらしい、「私に払えるかどうか」と小さく呟く。

 確かにイーニルは大変に頭が硬かったが、こんな風に責め立てられるほど問題のある行動を取っていたわけではない。

 見るに見かねてリンナが口を開きかけたとき、アルラスはぱっと両手を広げて肩を竦めた。


「――この事件を、絶対に解決させてくれ。それが、今回の件を不問にする条件だ」


 茶目っ気のある口調に不意をつかれて、勢いよく二度見する。イーニルも目を真ん丸にして固まってしまった。完全に沈黙した二人を見比べて、アルラスが眉を上げる。

「……なんだ、俺は滑ったのか?」

 どうやら二百年仕込みの渾身のジョークらしい。


「ふざけるときは、もう少しふざける顔をしてふざけてもらえますか」

「一族郎党、身ぐるみ剥がされるかと……」

 哀れ、最悪な覚悟まで決めていたイーニルは、胸を撫で下ろして安堵している。



「この事件に進展が見られたら、また連絡してもらえますか」

「本当は、あまり褒められたことではありませんが……正直、こちらとしても助言を頂くことがあるかもしれませんから」

 微妙な顔をしつつ、イーニルは確かに頷いた。


 指先を顎に当て、躊躇うような仕草をしてから、彼女は低い声で囁く。

「実は、今回のような事件は、これが初めてではないのです」

 リンナとアルラスは顔を見合わせた。こんな事件が、他にも?


「これほどの人的被害が出たのは本件が初めてですが、五、六年ほど前から、各地の博物館や図書館などに収められていた資料などが盗難される事件が散発しています。そのどれもが、呪いや古代魔術と呼ばれる、昔の魔法技術にまつわる品々です」

 

 ……リンナは傍らのアルラスを見上げた。

(やったんですか?)

(俺じゃない)

 身振りでやり取りする。

 一連の事件はアルラスの仕業ではないらしい。それはそれで結構なことだが、


「――呪術を実際に使う知識があり、かつ呪術にまつわる物品を集めている人間がいるということでしょうか?」

 私以外に、と念の為付け足しておく。


 イーニルは「恐らくは」と頷いた。

「素性も、居場所も、目的も分かっていません。その人間は、自らを『博士』と自称していると聞いています」


 背筋に嫌な予感が走ったのは、アルラスも同じだっただろう。

 知らず知らずの間に、彼の前腕を強く掴んでいた。


「ひとつ分かっているのは、その者は、何の罪もない人々を害し、その人生を奪うことに躊躇いのない、殺人鬼にも等しい精神性の人間だということです」


 イーニルの言葉が、重くのしかかる。得体の知れない冷たい手が、首筋を撫でるような心地がした。



 ***


 他の被害者たちの解呪を済ませ、リンナはようやく肩の荷が下りた心地だった。


 呪術が犯行に使われたという事実は、一般には伏せておくことになったらしい。リンナが行った解呪のことも、世間には秘密になる。

 時間をおいてから、被害者たちへの聞き取りを開始するという。まずは精密検査が先になるということで、聴取で分かったことは後日、報告書のかたちで送付してもらうことで話がついた。


 家族の再会に水を差しては無粋である。病室を出て、警察に見送られながら、リンナたちは昇降機に乗り込んだ。

「なんだか、良いことした気分!」

 病院のロビーからポーチへ出て、明るい往来へと歩いてゆく。真昼の太陽に向かって両の拳を突き上げながら、リンナはまた大きく伸びをした。

 両手をポケットに突っ込んで、半歩後ろを歩いていたアルラスが顎をしゃくる。


「さて、ようやく本来の目的地に行くぞ」

「旧都のお城でしたっけ?」

「そうだ。可哀想に、君がここの街で長々滞在していたせいで、うちの料理人が君の歓迎会を開こうと準備をしていたのに、食材がすっかり古くなってしまったらしい」

「まあ、それは勿体ない」

「なので、俺たちを除いた使用人一同でパーティをしていたらしい。既に酒蔵が空だそうだ」

「まあ、自由な職場」


 もうそろそろ、アルラスが意外と寛容で愉快な人間なのは分かってきたつもりである。

 ……やり口が横暴で、いちいち尊大で、最低限の倫理観と人権意識が足りていない面はあるが。


「じゃあ、改めて豪勢でゴージャスで超立派な楽しい歓迎会を開いて頂けることを期待していますね」

「俺の金だぞ」

「そういえば、生活費ってどうやって工面しているんですか? 王家から出ているの?」

「新規事業への投資と領地経営。前者は別の名義でやっている」

 思っていたよりは健全な生業らしい。


 転移ステーション行きの馬車に乗り込みながら、リンナはちらとアルラスを見上げた。

「私の部屋は、陽当たりの良い角部屋にしてくださいね」

「既に用意させてある。おまけに、書庫に続く階段の一番近くだ」

 得意げに言って、アルラスが胸を張る。よっぽど良い部屋らしい。



 馬車の中は混み合っており、座席はどこも空いていない。片手で手すりに掴まって、リンナは流れてゆく街並みを眺めていた。

 事件が起こった博物館の前を通るとき、門扉の脇に掲げられた看板に目が留まった。


 ――古代魔術展。失われた魔術について。目玉は、呪文札を用いた古代魔術の実演。

 結局行き損ねた展覧会だが、期間はまだある。また後日来れば良いか、とリンナは自分を納得させた。


「そういえば、呪術師ってどうしていつも白い服を着た姿で描かれるんでしょう?」

 看板に用いられているのは、教科書などでよく見る、古い絵画の一部だった。頭から足元までをすっぽり覆う白いローブは、呪術師の絵画的な象徴シンボルである。


「いつも着ていたからだ」と、吊革に掴まりながらアルラスが答える。と、彼の空いていた指先がリンナの肩を軽く打った。

 周囲の物音が一気に遠ざかり、防音の魔術をかけられたと分かった。



「彼らは人前で決して上衣を脱ごうとせず、顔も見せなかった」

 すぐ隣ではしゃいだ声を上げる学生の声が、ぼやけて聞こえる。アルラスはじっとこちらを見下ろしていた。リンナの目を見ておきながら、その視線はうんと昔を眺めている。

「……俺は一度だけ、呪術師の顔を見たことがある。兄に死の呪いを放った術師が、処刑される寸前のことだ」

 だが、と彼は小さな声で続けた。


「覚えていないんだ」

「呪術師の顔を、ですか?」

 頷いて、アルラスは目を伏せる。「目深に被っていたフードを下ろそうと、騎士が手を伸ばしたことは覚えている。俺が、その顔を見たことも、覚えている。直後に、呪術師が処刑されるところも、見た」

 それなのに、どんな姿形をしていたのか、全く覚えていないのだ、と。彼は思い悩んでいる。


「その場にいた他の人間にも同じ現象が起きていたようだった。だからあれは、あの呪術師が処刑の間際、最期に呪術で俺たちの記憶を消したんだろうと思っている」

「記憶を操る呪術、ですね」


 防音の魔術があると分かっていても、声は自然と小さくなる。万が一にも読唇術に長けた乗客がいたら大変と思って、口元に手を寄せた。

「つまり、顔を見られたら困る理由があったってことですよね?」

 つられたように、アルラスが身を屈める。「今回の事件と同じだ」と囁かれ、息を飲む。



 顎に手を添え、リンナは呟いた。

「呪術師は、顔を見られてはならないってこと……?」

「なら、今からでも隠しておくか?」

「どうしましょう」

 わざと両手で顔を隠すふりをしながら、リンナは指の隙間からアルラスを見上げた。


「私の顔、忘れてくれますか?」


 冗談めかして小首を傾げたのに、彼はいきなり沈黙してしまった。何かを言おうとしたように口元が動くが、言葉にならない。


 五秒ほど不自然な間を挟んでから、彼が呟く。

「昔飼ってた猫の、尻の模様まで覚えている」

「……何の話ですか?」

 眉根を寄せたリンナに、アルラスは鼻先で笑った。


「君の右側頭部によく寝癖がついているという話だ」

「なんでそんなとこ覚えてるんですか!?」

 慌てて右頭を撫でつけると、アルラスがまた少し笑う。



 転移ステーション前で馬車を降り、受付で規定の手続きを済ませると、手荷物の検査を受ける。

 受付から転移装置までの廊下は長い。ひとつずつタグのつけられた荷物が、肩の高さまで浮いて持ち主を追従している。あれを無理やり持って行こうとすると、大音量のブザーが鳴り響くのである。いくつもの荷物があちらこちらに移動している様子は、なかなかに壮観だった。リンナの背後にも、使い慣れた旅行鞄がふわふわと浮遊している。


「何を見ている?」

 声をかけられて、リンナは手にしていた身分証をひょいと向けた。先ほど受付でこれを提示したときに、改めて痛感したのだ。

 家名はリュヌエール。現在アルラスが名乗っているものである。旧姓になったセラクタルタは、小さな文字で併記されるのみだ。


「私、既にあなたの妻ってことになってるんですね。いやだわ」

「昔なら、俺と結婚できるとなったら皆泣いて喜んだんだがな」

「申し訳ありません、二百年も昔のモテ自慢を聞かされましても……」

 芝居がかった仕草で肩を竦めると、アルラスが露骨にかちんと来た表情になる。



「言っておくが、旧都についたらその反抗的な態度は抑えておくんだぞ」

「はい?」

 真正面から指を指されて、リンナは片眉を上げる。「どうしてですか」と反抗的に返すと、アルラスは顎を撫でながら目を逸らした。


「……城の人間には、『旅先で一目惚れしたご令嬢を連れて帰る』と伝えてあるからだ」

「流石に嘘すぎじゃないですか!?」

 ここから運命の出会いを捏造するのは、あまりに無謀すぎる試みである。あと十分後には旧都に着いているのに、それまでの間に新婚ムードを醸成できるはずがない。


 声高にごねるリンナに、アルラスはしれっとした様子で応える。

「まあ、善処してくれ」

 先行き不安なんてものでは済まない事態が待ち受けるなか、リンナは眼前に近づいてきた転移装置を睨んだ。様々な装置が取り付けられた小屋といった風貌で、何度見ても物々しい機構だった。

 メンテナンスと設定は済んでいるらしく、入り口のところで係員が笑顔で待っている。


 あれに入ったら、一瞬ではるか遠くの旧都。知らない土地で、いけすかない公爵閣下とラブラブ新婚生活。


(……いいわよ、やってやろうじゃない!)

 ここまで来たら、もうどうにでもなれという境地である。リンナは勢いよく大きな一歩を踏み出した。

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