タイトルに悪役令嬢とありますが、悪いこと何もしてないじゃん!むしろ、王子がいちゃもんをつけてきただけに近い。婚約破棄を宣言した王子に、日頃から努力を重ねてきたレティシアは堂々と反論する。破滅を回避するために動くという悪役令嬢もののイメージがひっくり返りました。だけど、力の性質故に偽聖女の汚名を晴らすことができなかった……。しかし、めげないレティシアがかっこいい。詰めが甘かったりもするが、自分の力で生きていく気概が素敵です。