はじめまして!
WEB小説ではほとんど読むことのできない本格的な刑事物だったので、夢中で読ませていただきました、途中までは…
黙って星だけ付けて去ろうかと思ったのですが、他の方のコメントを読んで、私も正直な感想を述べさせてもらいます。
最後まで読了して一番思ったのは「すごく惜しい!」です。
タイトルの『動機』を刑事が解き明かす作品なのかと思いきや、明かされることなく『終』の文字。
「続きがあるのに終わり? でも、物語は終わった感じだよな???」
続きでやっと、解明されないままだった『動機』明かされ、全ての謎が解ける。
正直、最初の『終』の前に(判決が述べられる前に)この動機が明かされてすっきりしたかったです。
ここで考えたのが「どういう構成なら、すっきりするのだろう?」ということです。
ここからは、完全に個人的な意見です。無視してくださっても全然構いませんm(_ _)m
「惜しい構成をどうすればいいか?」
勝手ながら、読了後しばらく考え続けてました。
そして、他の方の感想を読んで出た結論は『最初からW主人公にする』です。
間間に犯人の回想を挟む形で、事件までの出来事を提示していき、犯人の回想の方で、彼との関係も少しずつ開示していく。そうすれば、犯人と彼との関係を読者に匂わせることもできるなぁと、思いました。
(犯人が誰かを庇っているのは冒頭から提示されてはいるものの、犯人と彼との関係を匂わせる描写が一切ない中で『動機』を推理するのは無理だなぁとも思ったので)
個人的な意見、終わりですm(__)m
長々と失礼いたしました。
でも本当に、ここまで本格的な刑事ものはWEB小説では初めて読みました!
適当に流されがちな勾留期限や捜査のやり方、取り調べの様子など、とても詳細でリアルな描写に、すごく引き込まれました!
是非また、面白いミステリーを書いてください!
作者からの返信
OKAKIさん、はじめまして。
最後までお読み下さり、感想ご意見を下さりありがとうございます。
実は、おっしゃる構成は自分でも一度考えました。
考えた末に、「これは、小説表現では無理。映像表現か漫画ならできるけれど、小説では無理。少なくとも、私の筆力・構成力では無理」となって、この構成に落ち着いた経緯があります。
「砂川が守ろうとしているものは何か?」「理事長との本当の関係は?」あたりをミスリードするのに、映像であれば構図によって三人目を砂川と錯誤させ、ミスリードさせるシーン時点では三人目が存在しないように見せたりすることができるのです。
でも、これを文章で、かつ、読み手を混乱させずに種明かしの後でさらりと理解できるやり方で、やる方法が私には思い付けませんでした。
自分でも、「これはジャンル分けするとミステリーになっちゃうけど、本格ミステリーの皮を被った別の何かだよなあ」とは思っていて、キャプションでも「ミステリーというより2時間サスペンスか映画。」と入れていたりします。
本格ミステリーかと思ったら本格ミステリーではなかった何かではありますが、最後まで読んだ結果、なにがしか胸に残るものがあってくれたらいいなあと思っております。
感想とご意見、ありがとうございました。
編集済
スマホからだと改行空白がなくて辛いですが面白かったです!
描かれる舞台の描写にリアリティがありました_φ(・_・
個人的な観点ですが、主人公が被疑者なのか刑事なのか途中わからなかったです(;-ω-)ウーン最後に被疑者が主人公か!と。
あと被疑者や刑事の個性がもっと強調されるとドラマ仕立てかなと感じました_φ(・_・
全体の感想は謎解きミステリーだとドンデン返しを期待したら、何のジャンルと表現したら良いか私にはわからなかったですm(_ _)m
登場人物の刑事にまで犯人認定されて、そのまま犯人として終わるのでサスペンスでもないような?
謎解き系で重要なドンデン返しの部分が、欲しいかなと思いました。
ただ私には書けない精巧な描写と、点と点を散りばめて、線を繋げては梯子を外すストーリーは凄いです٩( 'ω' )و
追記
なぜ静かに終わる自殺ではなく大事になる殺人にしたのだろう?という動機がわからなかったので、教えてもらえたら_φ(・_・
作者からの返信
少尉様、最後までお読み下さりありがとうございます。レビューもありがとうございます。
読み辛い表示でありながら、最後まで読んでくださったこと本当にありがとうございます。
ライトノベルとして見た場合の弱い部分を指摘していただき、なるほどと感心しております。
ご指摘いただいたことは、まだどうすれば上手く作品に反映できるか消化しきれないのですが、今後の参考にさせていただきます。
追記の件、砂川一人が自殺しても、峰が支配される状況は変わらない。
理事長を殺して砂川が自殺したら、峰が真実を告白しかねない。(そういう生真面目さのあるキャラに峰が見えていなかったのなら、私の文章力不足です)
理事長を自殺に見せかけて殺すというルートは、砂川自身が自由のままで自分から峰を守ることができない。
何より、単独犯で自殺を偽装する完全犯罪は、刑事事件捜査の実際を勉強している砂川には最初から無理と除外されているからです。
答えになりましたでしょうか?
今回は当企画「カクヨムマスターズ」にご参加いただきありがとうございます。
企画主のぱのすけです。
読み終わった直後なのですが、作品の持つ力に圧倒されて言葉が出ないです。
カクヨムでここまでのミステリ―が読めるとは、本当に。
15節の安藤が追い詰める場の気迫、その結果。あの辺りからお話の持つ熱量に呑まれて夢中で読み切りました。
最高の読書体験でした!ありがとうございます。
作者からの返信
ぱのすけさん、素敵な企画をありがとうございます。
ミステリータグをつけたものの、「はて、これはミステリーなのだろうか?」と自分では思っていまして、ぱのすけさんのお言葉に少し安堵しました。
感想を言葉にして伝えて下さって、ありがとうございました。
ミステリー置場からお邪魔させていただきました!
めちゃくちゃ面白く先が気になりすぎて、時間許す限り昨日から一気読みさせていただきました!
リアルな様々な描写が素晴らしく、読み応えがありネット小説とは思えない作品でした。
他の方の感想でも拝見しましたが、主人公が分かりづらい、というのは私はあまり意識せず読めました。
最初から犯人と刑事の1対1のようなイメージでした。
確かに本編内で動機解明までいってもらいたい気もするので、回想シーンとかで本編でおさめてラスト犯人の笑みで終わってもありなのかなーとは思いましたが、そう簡単なものではないのだろうな、とただただこれだけの凄い作品に感心するばかりです!
様々なリアルな描写にラストの顛末に、素晴らしい作品を読ませていただきありがとうございました!
めちゃくちゃ楽しかったです!
作者からの返信
樹結理さん、初めまして。
応援コメントと★をありがとうございます!
一気読みしていただけたとのこと、とても嬉しいです!
この頃は「小説は相性」と思い始めていたので、相性よく楽しんでいただけたからの感想をいただけて、「自分が面白いと思って書いたこれを、面白いと思ってくれる人は、確かにいるんだ」とほっとしました。
感想を言葉にして、伝えてくださってありがとうございます!