★12月18日 (夕暮れが終わる時②)
私はレストランの外に出ると、群青色の空を見上げながら一生懸命、ミーニャと太陽の下で遊んだ日の事を思い出しました。そう言えば、海の見える丘の公園へ行った時もミーニャは、私達と一緒だったなぁと思い出しながら。あの時、太陽の光が噴水にあたって小さな虹が出来た事。光がミーニャの毛に当たって、ミーニャの背中がぽかぽかになっていた事。海がキラキラ輝いていた事。
そうやって昔の事を思い出しながら、もう一度公園を目指して舗道を歩いていると、空の苺色の部分が次第に少なくなっている事に気が付きました。そして空に星が瞬き始めました。
「見て! ほら星よ」とミーニャに話しかけながら、公園に入りました。
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